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向谷実さんプロデュースのケーブルカー車内放送開始

車内にボーズのスピーカーを設置して放送

2016年4月29日開始

男山ケーブル
車内放送をプロデュースした音楽家の向谷実さん

 京阪電車(京阪電気鉄道)は4月6日、同社のケーブルカー路線、男山ケーブルの車内放送をリニューアルすると発表した。4月29日から新しい放送となり、音楽家の向谷実さんの楽曲で演出されたものとなる。

 今回のリニューアルは男山ケーブルが2015年12月に60周年を迎えたことと、2016年2月には男山山上駅近くにある石清水八幡宮が国宝に指定されたことを記念したもの。八幡市駅から男山山上駅間のケーブルカー乗車時間の3分間を情緒あふれる楽曲で演出するという。

 放送は上り/下りで別バージョンとなり、通常時、正月、七五三の3種類の放送があることから合計6種類の楽曲が用意される。いずれもナレーションは藤みさきさんが担当する。車内にはボースのスピーカーを4台搭載。ステレオ音声で、上り下りに合わせた音の動きも演出するという。

 新しい車内放送は4月29日から開始されるが、石清水八幡宮で石清水灯燎華が開催される5月4日には、通常時に加えて、正月、七五三の放送をケーブルカー車内で試聴できるイベントを実施する。

 イベントの参加は当日、記念乗車券(1日乗車券)を購入した人に先着順で参加券が配られる。イベント特別運転は13時7分に八幡市駅を発車する1回目から全6回で、各回70名、合計で420名が参加可能。

 また、5月4日は石清水八幡宮頓宮において京阪電車オリジナルグッズ販売会を開催。男山ケーブルの車内放送で使う楽曲も収録した「京阪電車発車メロディコレクション2016」を先行発売する。

【お詫びと訂正】初出時、藤みさきさんのお名前を誤って表記している箇所がありました。お詫びして訂正いたします。

5月4日に発売される記念乗車券
「京阪電車発車メロディコレクション2016」

(編集部:正田拓也)