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エヴァ新幹線&レースクイーンが博多から新大阪に到着。新大阪で出発式
「弐号機、3号機の製作予定はありますか?」との質問も
(2015/11/7 17:13)
- 2015年11月7日~2017年3月運行予定
JR西日本(西日本旅客鉄道)は11月7日、アニメ「新世紀 エヴァンゲリオン」とのコラボ車両「500 TYPE EVA」を山陽新幹線の博多~新大阪で運行開始した。同日6時36分に「こだま730号」として博多駅を出発した「500 TYPE EVA」は、11時14分に新大阪に到着して博多~新大阪を走破した。
同日、新大阪駅では博多駅で行なわれた出発式に続きに、新大阪11時32分発~博多16時7分着の「こだま741号」として運行する「500 TYPE EVA」の出発式が行なわれた。
出発式には、今回の車両デザインを担当したメカニックデザイナーの山下いくと氏のほか、今回のコラボレーションでエヴァンゲリオン側の代表としてグラウンドワークス代表取締役 神村靖宏氏、JR西日本を代表して西日本旅客鉄道 取締役兼常務執行役員 営業本部長の堀坂明弘氏らが参加した。
「500 TYPE EVA」は、500系新幹線の8両編成で運行され全長はおよそ200m。山陽新幹線の全線開業40周年、「エヴァンゲリオン」のTV放送開始から20周年を記念して企画されたもので、車両制作には山下氏のほかアニメの監督を務めた庵野秀明氏も監修に関わった。
出発式では、JR西日本の堀坂氏は「我々、山陽新幹線の40周年記念としてキャンペーンを展開してきましたが、エヴァンゲリオンもTV放送開始から20周年ということで、なにかコラボレーションができないかと考えてきました」と話し、“500系新幹線とエヴァ初号機はたいへん似てる”というJR西日本の若手社員のつぶやきからプロジェクトがスタートしたことを紹介した。
堀坂氏は「本日ご臨席されている二方に尽力していただいて、短い期間でここまでやることができました。もっともっと企画を充実させていき、単なる移動手段の新幹線でなく、乗ってみたいと思う新幹線に取り組んでいきたい」と今後の意気込みを示した。
出発式後、一般客の前に登場した「500 TYPE EVA」について、山下氏は「ホームに入ってきた時に、皆さん“わあ~”と思ったかともいますが、デザインをさせていただいた本人の僕も思っていて、えらいことやっちゃったなと思いました。これから皆さんに乗っていただくのが楽しみです」と感想を話した。
また、エヴァンゲリオン側の代表として参加した神村氏は「違和感がすごいのがよいですね。エヴァンゲリオン側としては、してやったりと思っていて誇らしいです」とコメントした。
アニメでは初号機のほか弐号機なども登場するが、報道陣から「弐号機、3号機の製作予定はありますか?」との質問に、山下氏と神村氏も続いて「ありますか?」と堀坂氏に質問して、身を乗り出して反応を確認。
堀坂氏は「え~、1年半の運行をみましてですね。また楽しいものをつくってみたいと思っています」とコメントして明言を控えた。