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高速道路各社、2014年の逆走発生件数を198件と発表
2014年度に33個所の対策を完了、2015年度は34個所で対策を実施
(2015/4/28 22:48)
- 2015年4月28日発表
NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)、首都高速道路、阪神高速道路の高速道路6社は4月28日、2014年の高速道路における逆走の発生状況と今後の対策を発表した。発表によると、2014年に交通事故や車両確保に至った高速道路における逆走発生件数は198件、2011年~2014年の逆走発生件数は累計で739件となった。
6社管内における、過去2011年~2014年の交通事故や車両確保に至った逆走事案739件の発生状況をみると、逆走の約半数はIC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)で開始していることが判った。
運転者の年齢では65歳以上の高齢者によるものが約70%を占めた。また、運転者の状態では認知症の疑いがあるものが約10%、精神障害や飲酒などの状態を合わせると約15%を占めた。
これを踏まえ高速道路各社は、2014年度において2011年~2013年に逆走が複数回発生している33個所に関して対策を終え、2015年度はさらに34個所で対策を実施するとしている。
また、逆走対策の方向性を学識経験者にヒアリングし、これまでの内容を継続・強化した追加対策や、料金所入口の一般レーンへのバー設置、センサーを用いた警告表示などの逆走対策の試行を進めるとともに、引き続き警察とも連携して逆走原因を詳細に分析し対策を強化するとしている。