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JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」がグッドデザイン・ベスト100を受賞、大賞候補に
「イノベーション自販機」とアプリもグッドデザイン賞
2017年10月4日 17:00
- 2017年10月4日 発表
JR東日本(東日本旅客鉄道)が5月1日から運行しているクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トラン スイート しきしま)」が、2017年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」を受賞。さらに「グッドデザイン大賞候補」に選出された。
TRAIN SUITE 四季島は、上野駅を発着駅とする10両編成の豪華寝台列車。山梨~長野~福島などを巡る1泊2日コース、太平洋側を青森まで北上する2泊3日コース、北海道は登別まで北上したあと、東北地方や新潟など東日本をぐるりと周遊する3泊4日コースなどが用意されている。
グッドデザイン・ベスト100の受賞理由について、「三角形のガラスが斬新な展望体験をもたらす先頭車、大きなエントランスドアの奥に広がる樹木に覆われたようなラウンジなど、大胆な空間づくりに圧倒される。
あえてレトロに振らず、和モダンを基本に和紙や鉄器といった伝統工芸を組み込んだ仕立てからは新鮮な心地よさを受ける。企画の発端は東日本大震災であり、従来の鉄道とは一線を画す洗練のツーリズム体験を提供しつつ、復興の後押しを果たしていくという志もまた心に響くものである」と、ニュースリリース内の「グッドデザイン賞審査委員 評価コメント」として紹介している。
グッドデザイン大賞の発表は11月1日を予定。また、JR東日本のグループ会社であるJR東日本ウォータービジネスの「イノベーション自販機」と対応アプリ「acure pass(アキュアパス)」はグッドデザイン賞を受賞している。