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オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州首相、光と音とアイデアの祭典「VIVID SYDNEY」をプレゼンテーション

2018年は5月25日~6月16日開催

2017年8月21日 開催

オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州首相 グラディス・ベレジクリアン氏(中央)、オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局 日本局長 新堀治彦氏(右)

 8月21日、オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州首相 グラディス・ベレジクリアン(Gladys Berejiklian)氏が来日し、都内ホテルにおいて航空会社、旅行会社、報道陣向けにカンファレンスを開催した。

 ベレジクリアン首相はその席上、2018年にオーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州の州都シドニーで開催される光と音とアイデアの祭典「VIVID SYDNEY」の開催日を発表。2018年は、5月25日~6月16日にわたって開催される。

2018年のVIVID SYDNEYのスケジュールが発表された

 ベレジクリアン首相は、以前は運輸大臣として、また1人のツーリストとして来日しているが、首相になってからの来日は初めてとのこと。集まった関係者にお礼を述べたあと、旅行者の伸びについて言及した。

 2015年度(2015年4月~2016年3月)が13万5000人だったのに対し、2016年度(2016年4月~2017年3月)が16万5000人と前年対比で約22%の伸びを示し、この16万5000人はオーストラリアを訪れる日本人観光客の42.3%にあたるという。この伸びを支えた大きな要因として、航空会社の提供座席数の20%増があり、カンファレンスを訪れたカンタス航空、JAL(日本航空)、ANA(全日本空輸)へお礼を述べた。

VIVID SYDNEYについて語るベレジクリアン首相

 そして、9月17日から開催され、日本からも多くの人が参加するシドニーマラソンに触れたあと、2018年のVIVID SYDNEYの開催日を発表。このVIVID SYDNEYは2018年が10年目となるイベントで、シドニーの各地が美しく彩られる。このVIVID SYDNEYへの旅行を組み込んだ、ビビットパッケージという旅行商品ジャンルも順調な伸びを示しており、こちらは対前年で8%の伸びになっている。

 ベレジクリアン首相にVIVID SYDNEYの見どころを聞いたところ「すべて」としつつも、シドニーのアイコンとなっているオペラハウスへのプロジェクションマッピングやハーバー・ブリッジへのライトアップはとくに美しいとし、単に光と音だけでなく、アーティストの競演でもあるという。このVIVID SYDNEYを組み込む形でのオーストラリア旅行(ニュー・サウス・ウェールズ旅行)をお勧めしたいとのことだ。

 このイベントに訪れていたJATA(日本旅行業協会) 理事長 志村格氏にオーストラリア旅行について聞いたところ、日本からオーストラリアへ、オーストラリアから日本へのいずれも伸びており、その背景にイベントなどのほか、世界遺産のブルー・マウンテンズや、ワインの産地であるハンターバレーなど、景観や食に優れる面があるという。とくにワイナリーを訪ねるワインツーリズムは、米国カリフォルニア州のナパバレーなども人気になっており、オージービーフやラム肉と合わせて食を楽しめるオーストラリアはお勧めという。

 また、成田~シドニー線に加え、9月1日から成田~メルボルン線を開設するJAL 取締役専務執行役員 路線統括本部長 菊山英樹氏、同 路線統括本部 路線計画部 部長 森岡清人氏は、路線増設の背景に日本からの旺盛な需要があるといい、オーストラリアからのインバウンド客の需要も強いという。

 シドニーの各種イベントなどは、ニュー・サウス・ウェールズ州の日本向け観光Webサイトで情報提供されており、2018年のVIVID SYDNEYとともに確認してみていただきたい。

参加者による記念写真