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JR東日本、浜松町ビルディング建替事業に伴う「(仮称)芝浦一丁目計画」の整備方針を発表

東京ドーム相当の敷地にオフィス、ホテル、住宅、商業施設などからなるツインタワーを建設。2020年着工

2017年8月15日 発表

東京港からみた計画地のイメージ

 野村不動産、NREG 東芝不動産、JR東日本(東日本旅客鉄道)の3社は8月15日、「浜松町ビルディング」の建替事業に伴う「(仮称)芝浦一丁目計画」の整備方針についての概要を発表した。

 浜松町ビルディングは現在東芝や東芝グループ各社が本社を置いており、「東芝ビルディング」とも呼ばれている建物。本計画ではその敷地にJR東日本が保有するカートレイン乗降場跡地を合わせた約4.7ヘクタール、東京ドームと同等の区域面積に、約10年の期間かけて高さ約235mのツインタワーを建設する。

 ツインタワーはN棟とS棟からなり、オフィスや商業施設のほか、N棟の上層階には住宅施設、S棟の上層階にはホテル施設が入る予定。着工はS棟の2020年から。2029年のN棟の竣工で完成する計画だ。

 また、本計画によってJR浜松町駅南口東西自由通路の拡幅とバリアフリー化、カートレイン乗降場跡地の歩行者専用道路への整備などで、歩行者ネットワークを強化するとしている。

全体計画概要

事業主体:野村不動産株式会社/NREG 東芝不動産株式会社/東日本旅客鉄道株式会社
所在地:東京都港区芝浦1-1-1 ほか
区域面積:約4万7000m2
延床面積:約55万m2
主用途:事務所/商業施設/ホテル/住宅/駐車場/DHC(地域冷暖房システム)施設など
階数/高さ:
S棟:地上46階、地下5階/約235m
N棟:地上47階、地下5階/約235m
着工および竣工(予定):
S棟:着工2020年度、竣工2023年度
N棟:着工2026年度、竣工2029年度

 この計画には、「基盤整備による周辺地区との回遊性強化」「国際ビジネス・観光拠点の形成」「新たな観光スポットとなる親水空間の創出」「防災対応力強化とエネルギーネットワーク構築などによる環境負荷の低減」の4つの整備方針が掲げられており、これらに沿って整備が進められる。

 ツインタワーのデザインは幕張メッセや代官山ヒルサイドテラスなどを手がけた槇文彦氏が担当する。

計画地ならびに周辺地図
計画配置と整備概要および周辺地区との連携イメージ
断面イメージ
芝浦運河対岸から計画地をみたイメージ