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JR東日本、「JRE POINT」東北エリアへサービス拡大、仙台駅でオープニングセレモニー開催
CMに出演する女優・君島光輝さんや秘密結社ショッカーの皆さんも登場
2017年2月16日 17:40
- 2017年2月16日 東北エリアサービス開始
JR東日本(東日本旅客鉄道)のグループ企業で共通して使えるポイントサービス「JRE POINT」。2月16日、JR東日本は東北エリアにてサービスを開始。それに伴い同日、仙台駅でオープニングセレモニーを開催した。
「JRE POINT」は2016年の2月からサービスをスタートし、首都圏エリアのアトレ、ボックスヒル、グランデュオ、シャポー、テルミナで展開。その後、長野・松本など利用範囲を拡大していったが、今回、新たに東北エリアも加わる形になる。
首都圏と東北エリアを行き来するユーザーにメリット
セレモニーでは、JR東日本の執行役員 事業創造本部 副本部長である松﨑哲士郎氏が登壇し、「JRE POINT」の東北エリアサービス開始について「本日をもって第2ステップ終了ということになります」と述べ、サービスの概要とエリアの展開について説明した。
松﨑哲士郎氏はまず、今まで駅ビル・エキナカごとでそれぞれバラバラだったポイントをすべてJRグループで統一していくことで、ユーザーの利便性を高めると「JRE POINT」の主旨について紹介。現在の会員については「2017年1月現在で、約272万人」と話した。
今回のエリア拡大で対象になった駅ビルはエクセル(水戸)、VAL古河、エスパル仙台、エスパル福島、エスパル郡山、エスパル山形、Livit(Dila 仙台、おみやげ処せんだい、牛たん通り、すし通り、ずんだ小径等 ※一部店舗除く)、フェザン(盛岡)、あおもり旬味館(新青森)。これで「JRE POINT」加盟店は駅ビル・駅構内など68カ所とECサイト「ネットでエキナカ」となるという。
松﨑哲士郎氏は「東北新幹線は1日に約70往復する」ことを紹介したうえで、「(東北新幹線という)JR東日本のなかで一番、太い流動のなかで行ったり来たりされる方にぜひ自由に使っていただければ」とコメント。帰省や旅行、ビジネスで東北エリアと首都圏エリアを往復するユーザーの利用において、「JRE POINT」の東北エリア拡大のメリットがあることを強調した。
「JRE POINT」の新CMも公開
また、セレモニーでは2月16日から放映を開始した「JRE POINT」の新CMもお披露目された。女優の君島光輝さんと悪の秘密結社ショッカーの「ショッカー戦闘員」が出演し、戦闘員の「イーッ!」という号令と「JRE POINT」の「E」を引っかけたCM映像を3パターン紹介した。
映像を公開後、セレモニー会場には君島光輝さんとショッカー戦闘員も登場。CMの説明を行なう松﨑哲士郎氏を戦闘員が邪魔し、君島さんが「こらー、あなたたち、なにをしてるんですか!」と一喝。戦闘員がおとなしくなったところで、登壇していた全員でショッカーのポーズを取りながら「JRE POINT」のアピールを行ない、セレモニーを締めくくった。
なお、セレモニー後は松﨑哲士郎氏への囲み取材が行なわれた。
2016年2月のサービスイン時から注目されていたのが、JR東日本グループで展開しているSuicaポイント、ビューサンクスポイントという2つと「JRE POINT」の統合。2016年の段階で「数年後」と答えた同氏は、「1、2年以内にはなにかやりたいなという希望をもっています」と述べた。
ホテルにおける「JRE POINT」の適用についての質問も出たが、時期は未定としながらも同氏は前向きな姿勢。「ホテルはまたホテルの方でポイントが別にありますので、まずはポイント交換的なものから始めようかな、と思っています」とコメントした。
共通ポイントというと現在、Tポイントやdポイントなどがあり、幅広い展開が行なわれている。そんななか、「JRE POINT」については「ニッチ戦略かもしれない」と話しつつも、現在のところはJR東日本グループ外に範囲を広げず内向きに展開していくという。また、「JRE POINT」のJR東日本側のメリットとしては、ポイントを導入することでユーザーの購買特性が見え、「セールス戦略が立てられるという面でビジネスにとっては非常に有効だと思っています」と話した。
利用できる店舗数については、JR東日本では2017年3月末までに17社、72カ所、約4500店舗になるとのこと。目標会員数については「ちょっと長いスパンですけども、2020年までに1100万人を目指すことを私どもは考えています」と述べた。
(C)石森プロ・東映