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JAL、Facebookファン感謝イベントを羽田空港で開催
ボーイング 777-300ER型機が目の前に! 謎解きゲームや格納庫見学で大盛況
2016年12月27日 14:13
- 2016年12月22日 実施
JAL(日本航空)グループは12月22日、羽田空港のJAL M1ビル/M2ビル(メインテナンスセンター1/2)において、「JAL Facebook ファン感謝イベント with タカラッシュ in 羽田」を開催した。
このイベントは、JALの公式Facebookページに「いいね!」をしているユーザーを対象としたファン感謝祭であり、今回で7回目となる。これまでは格納庫見学などがメインだったが、今回はそれに加え、「リアル宝探し」を企画・制作するタカラッシュの協力を得て、「ソラナゾ検定 目指せ!航空博士」と銘打った謎解きゲームを同時開催。こちらのイベントは50名募集したところに1060人が応募し、参加倍率は約21倍という狭き門となった。当日は北海道や大阪などから男性27名、女性18名、計45名が参加した。
ファン感謝イベントのオープニングでは、Facebookチームのリーダーを務める山名敏雄氏が参加者に向けて「皆さんに喜んでいただけるような記事を精一杯アップしていきたいと思いますので、『いいね!』『シェア』『コメント』をお待ちしております。これからもよろしくお願いいたします」と挨拶。ほか、11人のFacebookチームのメンバーが笑いを取りながら自己紹介をし、和気あいあいとした雰囲気で始まった。
まずは「ソラナゾ検定 目指せ!航空博士」からスタート。これは、基礎編7問、応用編7問、最終問題1問の全15問を55分の制限時間内に解き明かし、答えを書いて提出するというもの。JAL M1ビル格納庫内にある体験型ミュージアムである「SKY MUSEUM」内に問題の答えが隠されており、JALの歴史や機材、スタッフの仕事などを知りながら答えを導き出す。
基礎編は該当ブースを見れば分かるような内容であるが、応用編は暗号解読や“とんち”が必要な問題となっており、一筋縄ではいかない、なかなかの難問が用意された。それもあってか、2人1組のペアでゲームを進めるようになっており、息の合ったタッグが活躍していた。途中、行き詰まったチームには、Facebookチームのメンバーがコッソリとヒントを教えて助け舟を出していた。
ゲームは終盤ギリギリまで時間がかかるように問題レベルが設定されていたこともあって、残り5分まで白熱した展開となり、なかには時間切れのチームもチラホラあった。
表彰式の前には正解が発表され、答えが発表されるたびに歓喜とため息で会場は包まれた。正解者には認定証が贈られ、そのなかでさらに解答の早かった上位5チームには、復刻デザインのトラベルバッグ(2組)、ソニーのヘッドフォン(1組)、Pontaグッズ(2組)が贈られた。
続いて行なわれたのは格納庫の見学。現役の整備士5名が、実際の機体を見ながら説明してくれるという、航空会社ならではの見学会だ。M2ビル格納庫に移動して実機を見学できたわけだが、当日駐機してあったのはボーイング 777-300ER型機。JALが所有する現役の機体のなかで一番大きなものであり、その迫力に参加者は一様に大興奮。しばらくは機体との記念撮影に没頭する人が多かった。
こちらの機体は整備が終わったあと、エンジンテストをするためエプロン(駐機場)に移動させる必要があったため、興奮の冷めやらぬうちに機体の前で記念撮影を行ない、トーイングカーによって牽引されていくのを見送った。こちらの作業も滅多に見れるものではないので、熱心に撮影する参加者の姿が目立った。
ボーイング 777-300ER型機がいなくなりガランとした格納庫だが、この機体に使われるエンジン「GE90-115B」1基が残されており、引き続き見学と説明が行なわれた。大きさや重さといった質問から、なかには「客室内に取り入れる空気はエンジンから供給されていると聞いたのですが、どこから取り入れているのでしょうか?」といったマニアックな質問をする参加者の姿も見られた。
ちなみに、飛行中に鳥がエンジンの中に取り込まれてしまって損傷する「バードストライク」が起きると、焼き鳥とまでは言わないが、そのようなニオイが客室内にも入り込むので、事象が起きたかどうかの判断材料の一つになるそうだ。
35分間の格納庫見学もあっというまに終わり、お土産として「東北コットンハンドタオル」「航空会社図鑑」「WAONボールペン」「FBカレンダー」「Pontaクリアファイル」「GG WAONマスク」「GG WAONめがねふき」が手渡され、さらにはJAL SELECTIONのカップ麺「らーめんですかい」などがプレゼントされていた。
謎解きゲームに格納庫の見学、さらにはたくさんのお土産も渡され、多くの参加者は「来てよかったね!」と声を弾ませながら帰路についていた。今後も、Facebookを通じてさまざまな情報を発信していき、このようなイベント開催も引き続き行なうとのことなので、FacebookのJAL公式ページをチェックしてみてはいかがだろうか。