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沖縄観光コンベンションビューロー、8月の観光月間PRの取り組み、ミス沖縄募集などを発表
7月定例記者会見より
2016年8月2日 17:45
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、7月定例記者懇談会において8月の観光月間PRの取り組みをはじめ、ミス沖縄募集などが発表され、沖縄観光コンベンションビューローとして行なった熊本視察の報告も行なわれた。
旧海軍司令部壕にて個人客向けに平和ガイドを開始
豊見城市にある戦跡「旧海軍司令部壕」では、これまでは修学旅行等の団体を対象に海軍壕スタッフが壕内を案内する平和ガイドを実施していたが、7月1日より毎週金曜には個人客を対象に平和ガイドをスタートした。
初回となった7月1日には2名が参加、ガイドなしで見学するのとでは全然違ったと思うとの感想を得られたとのこと。沖縄観光コンベンションビューローでは、県外からの観光客だけでなく、沖縄県民にも広く利用してほしいとしている。
個人向けの平和ガイドは、毎週金曜日の14時30分~16時30分の間に実施。所要時間は30分程度で料金は無料。FAXまたはメールで事前予約が必要となる。詳細は旧海軍司令部壕のWebサイトに掲載している。
「カップルアニバーサリーキャンペーン」でリゾートウェディングなどの誘客を促進
リゾートウェディングの実施場所としても人気が定着してきた沖縄だが、カップルおよび記念日旅行を誘客するため「カップルアニバーサリーキャンペーン」を展開することを発表した。
プロポーズ、ウェディング、ハネムーン、バウ・リニューアル(結婚記念日など家族の節目に、夫婦がもう一度お互いへの感謝を伝えて新たに誓い合う式)の4つを主なテーマに据え、沖縄の体験型旅行商品、宿泊施設、ブライダル関連商品をプレゼントし、さらなる誘客につなげる。
なお、沖縄でのリゾートウェディングは、2015年度は1万4000組あまりの実績をあげており、2016年は1万5000組を目標にしている。
キャンペーン実施期間は8月1日~2017年2月14日。日本国内のほか、台湾へもキャンペーンを展開する。リーフレット配布、SNSのカップル専用アプリ「COUPLES」を使ったPRのほか、「ハッピーアニバーサリーキャンペーン」の特設Webサイトも開設している。
「沖縄修学旅行フェア2016in沖縄」を開催。2つのコースを発表
修学旅行先としての魅力を発信する「沖縄修学旅行フェア2016」の沖縄開催が8月に学校関係者向け、9月に旅行会社向けに決定しているが、その具体的なコースが提案された。
モデルコースとしてAコース、Bコースの2つを作成し、Aコースでは南部でサバニ体験や北部で無人島カヌー、中部でサンゴ苗作りなどを組み込む。Bコースでは中部で闘牛ふれあい、北部でサンゴ植え付け体験、南部で海ぶどう養殖見学などを組み込んでいる。
日程は学校関係者向けが8月8日~10日、旅行会社向けが9月13日~15日に実施。合計で100名の参加を予定している。
観光月間スタートに向け、タイアップや連動イベントを実施
8月は年間でもっとも観光客が増えるピーク期。この8月を「観光月間」とし、さまざまなタイアップ活動や連動イベントを実施。「うとぅいむち(おもてなし)」の心で観光誘致を図ろうと県民にアピールしていく。
2016年度の新たな取り組みとして、次の事項が発表された。
・テレビ番組「OKINAWA MONDE W・ALKER」(沖縄テレビ)とのタイアップ
・ラジオ沖縄にて、18時の時報スポット20秒を8月1日~31日に放送。
・沖縄都市モノレール「ゆいレール」とのタイアップで、空港からモノレールの駅までの連絡通路へ横断幕を設置するほか、全15駅構内のBGMに観光客歓迎のオリジナル曲「いちゃりば結」を使用。首里駅構内では「観光月間PR映像」をテレビモニターで放映。
「観光の日」でもある観光月間初日の8月1日には、那覇空港にて「那覇空港団結式」および「歓迎セレモニー」を実施。
8月7日には国際通りをメインに繰り広げられる「一万人のエイサー踊り隊」や、8月27日、28日に沖縄市で行なわれる「第61回沖縄全島エイサーまつり」に参加。ミス沖縄や沖縄観光キャラクターの「花笠マハエ」ちゃんによる観光PRやクイズ、抽選会などを実施する。
また、週末にショッピングセンターなどで行なわれる「観光月間お笑いライブ」でもタイアップを予定している。
熊本視察による観光危機管理計画を報告
沖縄観光コンベンションビューローは6月20日~22日に熊本県に視察チームを派遣。そこでの見聞を活かし「OCVB観光危機管理計画」を策定することを報告した。
観光地では、住民を対象とした地域防災計画とは別に「観光危機管理計画」が必要である。沖縄県においては、2014年度に「沖縄県観光危機管理基本計画」を、2015年度に「沖縄県観光危機管理実行計画」を策定。2016年度は、OCVB観光危機管理計画・マニュアル等を完成させるとしている。
また、災害時の情報伝達体制の構築や、観光危機管理に関する知識および役割等の啓発・普及への取り組みなどを課題として挙げた。
「ミス沖縄2017」募集を発表
観光親善大使として観光のPR活動や親善交流を担う「ミス沖縄」。1981年にスタートしたミス沖縄は、今回の募集で36代目が決まる。
選ばれるのは3名。沖縄の美しい空をイメージした「スカイブルー」、綺麗な海をイメージした「コバルトブルー」、緑豊かな自然をイメージした「クリーングリーングレイシャス」をそれぞれ冠し、2017年1月1日から12月31日までの1年間、県内および県外で行なわれる沖縄の観光催事および公式行事に従事する。
応募資格は、沖縄県内に居住する18歳以上の女性。10月3日の第1次審査を皮切りに、最終審査は11月6日に沖縄コンベンションセンターにて一般公開で行なわれる。