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国産初のジェット旅客機MRJの推奨航空機整備会社に、MRO Japanなど3社を選定

2016年7月13日 発表

 ANAグループで航空機整備の専門会社であるMRO Japanは、三菱航空機による国産ジェット旅客機「MRJ」の、アジアにおける「推奨機体MRO」(Maintenance Repair & Overhaul)に選定されたことを発表した。

 LCCなどを中心に、自社で航空機の整備体制をもたない航空会社が増えることが見込まれており、三菱航空機はMRJを購入した航空会社が、整備を外部委託できる環境を用意するために、MRO Japanを「推奨機体MRO」として選定した。

 MRJは三菱航空機による初めての国産リージョナルジェット旅客機で、2016年夏から高頻度のフライトテストに入り、型式証明およびローンチカスタマーであるANA(全日本空輸)への2018年半ばの納入を目指している。ちなみにANAでは確定15基、オプション10機の購入予定となっている。

 三菱航空機はアジアではMRO Japan、北米ではHAECO Americas社とPEMCO(Pemco World Air Services )社と、合計3社をMRJの「推奨機体MRO」として選定、協業していくことで基本合意している。