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インドネシア観光省、ダイビング目的での来訪を促す

ビザなしで入国可能、豊富なダイビングスポット

2016年6月20日 実施

 インドネシア共和国観光省は6月20日、都内で報道関係者を集め、インドネシアでのダイビングを紹介した。これは、インドネシア・セールスミッション・ダイビングジャパンとして、関係者が来日して国内の旅行関係者と会合やセミナーを行なっているが、その一環として実施されたもの。

 報道向けに説明を行なったのは、インドネシア共和国観光省 アジアパシフィック セールスプロモーション担当副部長 ジョルディ・パリアマ氏と、インドネシア・レクリエーションダイビング・アソシエーションのオクタフィアノ・チャナカ氏。

インドネシア共和国観光省 アジアパシフィック セールスプロモーション担当副部長 ジョルディ・パリアマ氏
インドネシア・レクリエーションダイビング・アソシエーションのオクタフィアノ・チャナカ氏

 ジョルディ氏は、インドネシアは現在のジョコ・ウィドド大統領になってから、観光業に力を入れているとし、2015年の日本人の来訪は48万人から2016年は55万人へ伸ばすという目標を設定し、日本人観光客の誘客に取り組んでいる。

 日本からインドネシアへダイビング目的で渡航した人は、2015年は全渡航者48万人のうちの5%。今期はダイビング目的での来訪にも力を入れ、インドネシア国内のダイビングスポットの多さなどをアピール。さらに、短期訪問ビザ免除プログラムによって日本からはビザなしで入国できることも紹介。海洋国家を目指していることから、各国の船が入って来やすいよう、手続き関係でも対応を行なっているとした。

 続いて、オクタフィアノ・チャナカ氏が各地のダイビングスポットについて説明した。インドネシアのダイビングについては、ダイビングオペレーターも400以上あることや、海の透明度が高いこと、一年中暖かくいつでもダイビングが楽しめることや、さらにダイビングのレベルや目的に応じて選べるほどスポットがあることなどを紹介した。

 オクタフィアノ氏は、各ダイビングスポットごとの特徴を紹介、マンボウが見えるところはバリ、コモド島、アロールなど、マンタ・レイを見るならバリ、コモド島、ラジャ・アンパットなど、ジンベイザメはチェンデラワシ湾などを紹介した。

 また、オススメスポットとしてアンボンとバンダ諸島を紹介、アンボンは水中写真が好きな人にお勧めとしており、「まだ知られていないスポットなので、ゆっくり楽しめる」とした。またバンダ諸島は、シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)が見られる場所として紹介した。

主なダイビングスポット
マンボウ(Mola-Mola)を見るダイビングスポット
マンタ・レイを見るダイビングスポット
ジンベイザメ(Whale Shark)を見るダイビングスポット
まだ知られていないという「アンボン」
シュモクザメが見られるバンダ諸島
説明会では、最後にアンボンの音楽グループ「シワリマ」が熱唱した