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【関空旅博2016】現地の文化、スリル、そしてチョコも味わえる「インドネシア」
ビザ免除、もっと気軽に観光へ出かけやすく
2016年6月8日 20:07
- 2016年6月4日~5日 開催
世界の国々や航空会社などが集う「関空旅博2016」が、6月4日~5日の2日間に渡って関西国際空港で開催された。ステージイベントや展示ブース、セミナーなど多くの催しが行なわれたなかから、インドネシア観光省による「海外旅行セミナー」の内容を簡単に紹介したい。
バリ・ヒンドゥー教の宗教的儀式に参加可能
日本人の間ではおそらくバリ島が最も有名と思われるが、他にもジャワ、スマトラ、カリマンタン、パプアなど、無数の島々からなっているのがインドネシアだ。2億3000万人以上という世界でも人口の多い国であり、しかし海で隔てられた島が多いためか、350以上の民族と726の言語が混在する複雑な地域でもある。
同国は2015年6月から観光目的であればビザが免除され、講演・セミナーへの参加など一部商用目的に近い訪問でも観光目的として扱われるようになったことから、さらに行きやすくなった。そんなインドネシアに観光に訪れた際には、現地の宗教的儀式など、独自の文化にも触れてほしいとインドネシア共和国観光省の高橋氏は言う。
例えばバリ島では、3月9日がバリ島の新年「ニュピ」に当たり、現地の人々が新年を祝うほか、9月7日の「ガルンガン」と9月17日の「クニンガン」も、祭日として儀式が行なわれる。また、満月の時期や結婚式、成人式、葬式などでも独自の儀式を行なうことがある。こうした祭事、儀式については、通常観光客は見学のみが許されるが、ガイドやバリ・ヒンドゥー教の信者同伴であれば参加することも可能だという。
現地の文化以外には、象に乗れる「エレファント・サファリ・パーク」や、「トラの大きな肉球も観察できる」(高橋氏)という「バリ・サファリ・パーク」など、動物とのふれあいを通じてスリルを体験できるアクティビティにチャレンジ可能。バリ西部の国立公園「ムンジャガン島」では、「泳いでいる魚が見える」(同氏)ほどの透明度をもつ海でシュノーケリングすることもできる。
高橋氏は、インドネシアは世界第3位のカカオ生産国であることも紹介。「ガーナチョコレート」で知られるガーナよりも生産量としては上だとし、そのカカオを原料にしたチョコレート作りも体験できるとのこと。南の島ということで海水浴を楽しむのももちろんアリだが、現地の生活環境をじっくり身をもって体験できるのもインドネシアやバリの魅力と言えそうだ。