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車中泊とラゲッジ活用テク満載の北海道・石狩フェス行ってみた。車内の天井・床下までムダなく使うには?

2021年10月2日~3日 開催

北海道石狩市で「FEELD GOOD FES.石狩」実施

 FEELD GOOD FES.実行委員会は、北海道石狩市のサン・ビレッジいしかりで、10月2日~3日に「FEELD GOOD FES.石狩」を開催した。

「北海道を、もっと遊ぼう!」をテーマに、もっと気持ちよく、もっと心地よくアウトドアを楽しむためのモノ・コトを集合。石狩平野のフラットなスペースに設けられた会場は、ステージなどがあるイーストエリアと、キャンピングカーなどの実車が集結するウエストエリアに分けられ、キャンピングカーの展示やアウトドアスポーツの体験コーナー、北海道グルメが楽しめるキッチンカー、さらにキャンプが楽しめるサイトなどが用意された。

 1日目は午後から一時的に雨に見舞われたものの2日目は好天に恵まれ、ファミリー層を中心に2日間で多くの入場者を集めた。

ウエストエリアから見た会場全景。奥にサン・ビレッジいしかりのホールが見える
記念撮影用にも使えるオブジェ
北海道をはじめ多くの企業が出展

車中泊講座やラゲッジ活用テクが人気を集めたウエストエリア

 モータースポーツ天国と銘打たれたエリアには、自動車メーカーやディーラーによる展示をはじめ、クルマを使ったパフォーマンスやアクティビティが充実していた。

 ホンダ車向けの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスは、ペットアイテム装着の「N-BOX Custom」、車中泊仕様の「N-VAN」を展示したほか、「FREED+」を使ってアウトドアコーディネーター 小雀陣二氏による荷室活用講座、車中泊講座と2パターンのデモンストレーションを実施した。

ホンダ車向け純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスのブース

 荷室活用講座では4人家族で出かけることを前提に乗車スペースを確保しつつ、人数分の荷物とキャンプ道具を積載するワザを披露。

 FREED+の標準装備になっている荷室用ユーティリティーボードを活用して、イスやテーブルなどの長物を下段に、クーラーボックスや2バーナーなどを上段に積載。軽いものは純正アクセサリーの「ルーフラック」を使う、という具合に車両に純正アクセサリーを装着することで荷室を3段に区切って立体的に活用すれば、後方視界を遮ることなくすべての荷物がキチンと収納されるというわけだ。集まったギャラリーからは「小さいクルマなのにスゴイ!」などの声が聞かれた。

 一方の車中泊講座では、「ラゲッジクッションマット」や「プライバシーシェード」「テールゲートカーテン」など豊富に用意された専用の純正アクセサリーが大活躍。小雀氏は「専用設計なのでフィッティングがよく、使い勝手が高い。DC12VやAC100V電源も利用できるので快適に過ごせる」と太鼓判を押した。

 両講座を熱心に聞いていた松田さんファミリー。もうすぐFREED+が納車になるとのことで、「こんなに詰めるとはビックリ」と驚いた様子。車中泊講座でも意外なほど広い車内をしっかりチェック。「納車されたらそのままキャンプに行きます!」と楽しみにしていた。

小雀陣二氏がラゲッジ活用テクを披露

小雀陣二氏によるデモンストレーションで活躍していたFREED+純正アクセサリー装着車
濡れたり汚れたりした荷物でも気にせず積み込める「ラゲッジトレイ」(1万7600円)
シンプルな「ラゲッジマット」(1万1000円)。荷物の出し入れ時にテールゲートの開口部とバンパーを保護するエプロンが付く
ラゲッジ上部の空間を有効活用する「ルーフラック」(1万5400円)。荷物が動くのを防止するネット付
デモンストレーションを実施したアウトドアコーディネーター小雀陣二氏
イベント実施時には多くのギャラリーを集めた
荷室活用講座では家族4人分の荷物を積み込むワザを披露
まずテーブルやイスなど細長いグッズを下段に詰めていく
残ったスペースはマットやシュラフなど変形可能なアイテムで埋める
かなりぎっしりな状態だが荷室用ユーティリティーボードは普通に設置できる
上段には大きなクーラーボックスなどから。リアシートとの隙間もムダなく活用
小物類は「ルーフラック」を活用して上部に収納
最後に、テールゲートを開けた際に荷物が落下するのを防ぐ「ラゲッジネット(テールゲート部)」(1万1000円)を装着して積み込み完了。後部視界がキチンと確保されている点にも注目
リアシートを倒してみるとムダなく空間が利用されているのが分かる
上部の収納にはまだ余裕がある

車中泊仕様は「テールゲートカーテン」を含む純正アクセサリーで快適に!

車中泊仕様では「テールゲートカーテン」(2万6400円)を装着。「雨の日でも居住空間になるので便利」とオススメ
リアシートを倒して「ラゲッジクッションマット」(2万2000円)を敷けば大人が横になれるスペースが生まれる
「ラゲッジマルチボード」(4万4000円)はテーブルに、「ルーフラック」にランタンを吊り下げるなどの工夫でより快適に過ごすことができますと小雀氏
FREED+はラゲッジ部にDC12Vのシガーソケット、純正アクセサリーとして助手席前にAC100Vコンセントが用意されている
実際の就寝時のイメージ。快適に過ごせそう
江別からイベントを見に来たという松田さんファミリー
小雀氏が直接積み込みのワザを伝授
車中泊仕様では「座っても頭上に余裕があるね」としっかりチェックも
車中泊仕様のN-VAN
フラットな空間を作る「マルチボード(リア)」(3万1900円)と「マルチボード(ラゲッジ)」(7万950円)で、軽自動車とは思えない快適車中泊空間を実現
純正アクセサリーの「テールゲートカーテン」(2万4200円)
虫の入り込みを防ぐ「テールゲートメッシュ」(2万2000円)
小物を頭上に収納できる「ルーフインナーラック」(3万3000円)
マルチボードの下は収納として利用可能
助手席前に装着できる「簡易テーブル」(1万4300円)
夏場のキャンプでは必須の「ウィンドウメッシュ」(1万3200円)。こちらはフロントドア用
コンパクトなボディに広いスペースを持つN-VANは多くの来場者からの注目を集めていた

愛犬とおでかけカスタムのN-BOXやグッズの販売も

N-BOX Customはわんことのお出かけがテーマ
シートを愛犬の専用スペースに変身させる「ペットシートプラスわん2」(2万1450円)。大きさは超小型犬2頭、または小型犬1頭のサイズ
リアシート全体を愛犬スペースにできるペットシートマットとペットドアライニングカバー。ペット車外飛び出しリードを使えば駐車時も安心
わんこの肉球をモチーフにした加飾アイテムのペットエンブレムも用意されている
愛犬と一緒に会場を訪れていた万田さん。「ペットシートプラスわん2」が気に入った様子だった
ブースではコンテンツ体験やクイズラリーでプレゼントを実施
多くの来場者が楽しんでいた
ブースにはグッズやオプション類の展示販売スペースも用意された

そのほかウエスト会場内では子供に大人気の体験ブースが盛りだくさん

地上20mが体験できるスーパーデッキ搭乗
災害支援車による横転したクルマを復旧するデモンストレーション
レーシングカートやe-bikeの体験コーナーも用意していた
キッチンカーも多数。こちらは麺処 そめいよしののみそラーメンとチャーシュー丼。3種のみそを使った濃厚スープで、来場者の人気を集めていた

アウトドアアクティビティが楽しめたイーストエリア

 地元FM局のイベントが行なわれるステージを中心に、アウトドアスポーツやアクティビティの体験スペースが設けられた。体験型テーマパーク「ノースサファリサッポロ」の出張動物園、ドッグランなども用意されており、ファミリーを中心に賑わっていた。

イーストエリアに設けられたキャンプスペース
ノースサファリサッポロの出張動物園。餌やり体験やフクロウの腕乗せ体験が人気
ホクレンは北海道野菜(タマネギ、ニンジン、ジャガイモ)とカレー&シチューを無料配布。マスコットキャラクター(?)の「いもろう所長」も登場した
広々としたドッグランは犬のサイズ別に3スペース用意
SAPの体験スペースやサウナの体験ができるコーナーも
広々としたキッチンカーエリア
中央区に店舗を構えるスープカレー ネイビーズ。ザンギスープカレーとカレーヌードル、どちらも美味でした