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「クルマのお出かけ」が注目される今だから。ドライブの苦手やひと手間を助ける安心・便利なアクセサリーをN-BOXで試してみた!

クルマだから安心して出かけられる。そんなときに「あると安心・便利なアクセサリー」を、佐々木雄太さん(左)とひかるさん(右)に試してもらいます

 電車や飛行機を使ったお出かけがしづらくなってしまったいま、家族や仲間同士だけで目的地まで行ける「クルマでのお出かけ」に注目が集まっています。マイカーなら衛生面を自分で管理しやすいというメリットもあります。

 そこで今回は、マイカーの「安心と便利」をグレードアップしてお出かけの質を高めてくれるアイテムを紹介します。クルマはホンダ「N-BOX」。N-BOXにはたくさんの純正アクセサリーが用意されていますが、そのなかからあると便利なオプションを選びました。

ホンダの軽自動車「N-BOX」。広さと使いやすさで多くのユーザーを獲得しています。ラインアップはターボかNAのノーマル、CUSTOM仕様で、グレードはベンチシートの「G」と「L」、スーパースライド仕様の「EX」。車いすのまま試乗できるスロープ仕様もあります。撮影車のグレードはEX
陶器のような質感の白塗装の「14インチ アルミホイール MG-022」(2万3100円/1本)
前後のNマーク、N-BOXのエンブレムは引き締まったイメージのブラックに交換済み(1万1000円)

車線変更が安心。「後方死角のサポート」装備で久しぶりの運転でも大丈夫!

 クルマで出かけるのは好きだけど、久しぶりの運転だったり免許を取ったばかりという場合は「運転すること自体が緊張だよ~」という気持ちになってしまうこともあるのでは。

 そんなときに味方になってくれるのが「リアカメラ de あんしんプラス3」。これは、N-BOXの純正カーナビを拡張するオプションで、3つの安心機能を追加してくれます。

「ナビ装着用スペシャルパッケージ」に付くリアワイドカメラを活用しナビの運転サポート機能を拡張する「リアカメラ de あんしんプラス3」(2万6400円)

 例えば、目的地へ向かっていざ出発!と走り出したあと、ナビに従って進むうちに車線変更を行なうこともあるはず。このとき、「リアカメラ de あんしんプラス3」の「後方死角サポート」がドライバーを助けてくれます。

 約30km/h以上で走行中のとき、斜め後ろに(接近してくる)クルマがいる状況で、その車線に向けてウインカーを点けると、ナビの画面表示と警報で「クルマがいる」と注意喚起してくれるのです。車線変更前にドライバーが目視で安全確認を行なうのは必須ですが、この機能があれば安心して車線変更できるようになりますね。

 また、60km/h以上(初期設定値)で走行中、後方から接近してくるクルマが「継続して一定以上の時間、車間距離が近い場合」にナビ画面のインジケーター色の変化と音声で教える「後方車両お知らせ機能」もあります。

 以前からアオリ運転が社会問題になっていますが、もし、そういったシーンなのかな?という状況に出くわしたときは、一旦よけて急いでいるクルマを先行させるのが得策です。そんなときに「後方車両お知らせ機能」があれば、スマートにやり過ごすことができるでしょう。

車内の楽しい雰囲気は余裕のある運転から! 自分のクルマのまわりの状況が分かればスマートに走れます

ニガテな後退を克服できそう! 駐める場所の距離感が分かりやすいガイド表示でピタッと駐車

 目的地に着いたときや途中の休憩で、「駐車が苦手」という人は多いのではないでしょうか。普段から駐め慣れている駐車場ならともかく、初めての場所だと枠に収まるよう駐めるのに手間取ってしまうことはありますよね。

 今回訪れた公園には枠が設定されていない駐車スペースがありました。とはいえどう駐めてもいいわけではなく、後方の土手に対してまっすぐ下がって駐めることにしましたが、ここで重宝するのが「後退駐車サポート」機能です。

 これは、通常のバックモニター映像にプラスして、真上から路面を映し出してくれるもので、フロントタイヤが左右どちらにどのくらい切れているかを示す機能もあります。

 なお、路面に駐車枠が示されている場所なら、クルマと駐車位置に対する角度のズレを示すガイドラインに加えて、「コの字」のアシストアイコンが表示されます。そのラインの傾きと色を見ながらハンドルを切れば、駐車枠にぴったり収められるわけです。

試しにひかるさんが降りて誘導してみました。これでも狙いどおりの位置に駐めることができましたが、人が降りたりなどするのでちょっと時間と手間がかかりますね
次に後方駐車サポートを使用して同じ位置に駐めてみました。駐車枠がないのでアシストアイコンなどの情報は表示されませんが、「真上からのビューがあると駐めたい位置までの距離感が掴みやすい」と佐々木さん。また、タイヤの角度が表示されるのも親切な機能です
標準のミラーより縦・横方向ともにワイドな視界になり、なおかつ雨天、夕暮れ、夜間でもクリアな視界が保てる専用リアカメラ式の「アドバンスドルームミラー」(7万4800円)
ルームミラーに映る後方視界は専用のカメラで捉えます
いまや必須装備のドライブレコーダー。純正アクセサリーには3タイプありますが、装着しているのはカメラが別体でナビ、スマートフォン連動/駐車時録画機能付きの「DRH-204VD」(16GBキット3万9600円、32GBキット4万2900円)
DRH-204VDの機能を拡張する「後方録画カメラ」(1万6500円)を装着すると、前後同時録画が可能になります

両手が塞がっててもスッとドアを開け閉め。「一度地面に置いて」が過去のものに

 N-BOXはリアシートがとても快適。シートの大きさはたっぷりで足元スペースも広々。ミニバンにだって負けない居心地のよさになっています。

 せっかくの公園なのでベンチや芝生で、というのもよいですが、花粉の多いときや風の強い日は「車内で一休み」もアリですよね。こんなとき、テイクアウトで買ってきた食べ物・飲み物で両手が塞がっていても、「ワンタッチスライドドア」を使えばなんなく乗り込めます。

 N-BOXのスライドドアは、軽い力でハンドルを引くだけで電動開閉するパワースライド式ですが、このオプションを追加すると、ハンドル横のボタンを軽くプッシュするだけでドアの開け閉めができるようになります。両手が塞がっていても、こぶしの先でちょんと押すだけでオッケーです。

リアスライドドアに設定されている「ワンタッチスライドドア」(1万1880円~1万2980円/片側)。リアシートに乗り込むためのドア操作が指1本で可能です
ハンドルの前にボタンが追加されます。ネイルをしていたり、荷物を持っていたりすると本当に便利! 同行者がいれば「開けて~」とお願いもできます

 リアスライドドアの開閉を便利にする純正アクセサリーはもう1つあります。

 大きな重い荷物を抱えてボタンも押せないようなとき、一旦地面に置くと荷物が汚れて、その汚れが車内に入って……と悪循環ですが、「ハンズフリースライドドア」を装着していれば、足だけで開け閉めできるようになります。

 これは、助手席ステップの下あたりにつま先をかざすとパワースライドドアが自動で開閉するアクセサリーで、荷物を抱えたままボタンを押すとボディを傷つけてしまいそうなときや、小さな子供を抱きかかえているときに活躍する機能です。

 ワンタッチスライドドアとハンズフリースライドドアは同時装着できるので、あらゆるシーンでリアスライドドアの使い勝手を高めることができます。便利なのはもちろんですが、ドライバーだけでなくクルマに乗る人みんなのために「やさしさを追加する」みたいなアクセサリーですね。

「ハンズフリースライドドア」(2万9700円)はボディ下につま先をかざすとパワースライドドアを開け閉めできるアクセサリー。左側(助手席側)のみの設定です
指先でワンタッチスライドドアのボタンも押せない荷物を抱えた佐々木さん。あまり近寄るとボディを傷付けてしまいそうです
つま先をちょんとクルマの下に入れました
するとパワースライドドアが開いて、荷物をサッと積み込めました。閉じるときもつま先をスッ。実にスマートです

リモコン始動で暖機運転+エアコンで自動温度調節。車内を快適&安心に

 夕方はまだ肌寒い季節。だけど、木々に囲まれた公園は黄色い落ち葉と夕陽の色があわさってキレイに見える時間帯なので、もう少しだけこの景色のなかにいたいところ。帰る前に暖かい車内で日が落ちていくのを見るなんて、いい思い出になりそうです。

 そうと決めたらリモコンを取り出して、施錠ボタンに続いて「ENGINE」ボタンを長押しすることで、誰も乗っていないN-BOXのエンジンが始動します。この「リモコンエンジンスターター」を装着していると、エンジン始動と同時に外気温に合わせてエアコンが温度調節を始めるので、寒い季節なら乗った瞬間から暖かく過ごせるうえ、窓が凍り付くようなときでもデフロスターであらかじめ溶かしておけます。キーレスエントリーシステムとリモコンが一緒になっているので、別々に持ち歩く必要がないのも便利なところ。

リモコンエンジンスターター(3万5750円)で乗り込む前にエアコンがオン。写真のリモコンは別売りの専用カバー(3300円)を取り付けています
外気温が低いときはデフロスターやヒーテッドドアミラー(装備車のみ)も自動でオンになります。深夜早朝に乗るときなどにありがたみを感じるアクセサリーです

 そんな空調の効いた車内はとても快適ですが、N-BOXは車内をさらに快適・安心にするためのアクセサリーとして、エアクリーンフィルター用抗ウイルス用品「くるますく」を設定しています。

 エアクリーンフィルターには、車内の空気に混じっているホコリや花粉などを取り除く機能がありますが、ウイルスはこれらよりずっと細かい状態で漂っているので、エアクリーンフィルターだけでは防ぐことが難しい。そこで、標準装備のエアクリーンフィルターに重ねて使用する「くるますく」の出番です。「くるますく」は、キャッチしたウイルスに特殊な表面形状でダメージを与えることでウイルスを減少させるというアクセサリーです。エアコンの内気循環モードで効果を発揮するので、窓を開けて換気しにくい季節でも車内で快適・安心に過ごせます。

エアクリーンフィルターに被せて装着する「くるますく」(7040円)。小さい子供やお年寄りを乗せることが多いなら、装着しておきたいアクセサリーです

便利な純正アクセサリーはまだまだ!

「11.6インチリア席モニター」(10万2850円)があれば、広いスペースでリラックスして映像を楽しめます
スマートフォンより迫力のあるサイズ。リモコンも付属します
「8インチ プレミアム インターナビ」(本体20万9000円)は、スマートフォンの音楽データをナビをとおして車内のスピーカーで再生できます。曲のデータが入っていればモニターにプレイリストも表示されます。
純正のGathersナビを装着すると、2基のUSB充電ポートに加えてナビに連動し映像・音楽メディアを接続できるUSBポートが追加されます
天井の高さを活かした「大型ルーフコンソール」(1万7600円)は、小物の整理に便利なのはもちろん、サンバイザーを下ろすと箱入りティッシュが引き出せるような作りになっています
標準のアームレストと付け替える「アームレストコンソール」(1万4850円)は、ふた付きの小物入れが付いています
フタを開けた状態、深さがあるので収納力はなかなか
佐々木さんが気に入っていたのが「ステアリングホイールカバー」(9900円)。標準ステアリングに本革カバーを巻くので、見た目・握り心地がグレードアップ。運転中にずっと握っているので、このオプションの満足度は想像以上に高いのです
カラーは写真のモカグレー×モカグレーステッチのほか、ブラック×ブラックステッチがあります