トピック
わずかな気温差・標高差で危険な路面! いろんな冬道を走って分かった「非降雪地域でもスタッドレスタイヤが必要なわけ」
- 提供:
- 株式会社ブリヂストン
2020年12月18日 13:00
美しい四季のある日本。過ごしやすい気候を感じる平地の紅葉の時期は過ぎ去り、本格的な冬の足音が聞こえてきました。
今回は、仕事柄キャンプ場など高地への移動が多く、初冬から春先までスタッドレスタイヤを装着しているというアウトドアコーディネーターの小雀陣二さんに、「ひと足もふた足も早く」冬が訪れる北海道でアウトドアを楽しみつつ、冬道ドライブの危険性を確認してもらいます。
非降雪地域なら1年中夏タイヤで大丈夫?
北海道の冬と聞くだけで、「一面真っ白の銀世界」というイメージを持っていませんか? 今回訪れた旭川は、北海道の中央に位置する大雪山(たいせつさん)にほど近く、比較的降雪が早い地域ですが、近年は12月に入っても市内の道路はアスファルトがそのまま見えて「道路が黒いまま」ということが多いようです。でも、油断は禁物。気温が少し下がったり、標高が少し高くなったりするだけで積雪や路面の凍結が起こって、普段見ている景色とガラリと変わってしまうのです。
関東・関西の平野部のような非降雪地域で同じことが言えます。ウインタースポーツはしない、降雪地域に行く予定がないという人でも、都心部で雪が降ると日陰にいつまでも固めた雪が残っていたり、溶けた雪が明け方に氷のようになっていたりという場面を見たことがあるはずです。たとえ雪が降らなくても、雨の降った翌朝に路面が凍結することは十分あり得ます。
こうした路面には水の膜ができているため、夏タイヤではしっかり地面を捉えることができなくなり、滑りやすくなるのです。そんな状態で走るのは不安ですよね。普段は雪の降らない比較的暖かい地域こそ、雪や凍結に備えておくことが大切なんです。
今回の旅では、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「BLIZZAK(ブリザック)VRX2」を装着してみました。
乾いた路面も快適に。ブリザック VRX2は耐摩耗性能を向上、走行ノイズは低減
いつもは仕事道具を満載した大型SUVに乗っている小雀さん。ブリザック VRX2を装着したミニバンで、まずは近くの高速道路を走ってみました。
ホテルを出発した直後から乗り心地のよさを感じつつ、高速道路に入りスピードが上がると、タイヤの静かさに驚かされます。乾いた路面で快適に走れるだけでなく、「すり減りにくさ」が前モデルから22%向上しているのもうれしいところ。
「小雀さんが山に行く」と聞いて、クルマいっぱいに道具を積んで、食材もたくさん準備して、焚き火やダッチオーブンで一晩かけて……というアウトドア料理を期待した旅好き・キャンプ好きの皆さん、ゴメンナサイ。
今回は旭川市内から一般道で30分ほどの場所にある「アサヒの丘キャンプ場」におじゃまして、手軽・気軽にアウトドアランチを楽しみます。
ちなみに標高は約286m(市街地+174m)。まだ太陽が昇りきらない昼前、ほんの少し坂を上った丘にあるキャンプ場には、うっすらと雪が積もっていました。
乾いた道がいきなりシャーベット状に! 冬道ならではの危険な路面の境目を発見
今回の目的地は日本百名山にも選ばれている「旭岳」。標高2291mの頂上までクルマで行くことはできませんが、夏場は「七色の噴水」が美しい忠別湖から、旭岳温泉、そして登山者の拠点となっている旭岳ビジターセンターを目指します。
アサヒの丘キャンプ場から忠別湖付近までは距離約8km、のんびり走っても10分で到着する「ご近所」ですが、途中から続く山道を登るため、標高は約420m。市街地とは300mほどの差があります。標高が1000m上がると気温は約6.5℃低下するので、+300mだと2℃ほど気温が低い場所ということになります。
そして、気温が3℃を下回ると路面凍結の可能性が出てきます。外気温が3℃を示していても地表面付近では0℃以下になっている場合があり、濡れた路面は凍り付きます。
こうした凍った路面、あるいは雪の積もった路面では、氷や雪の表面を水の膜が覆っています。濡れた氷を指でつかみにくいのと同じように、水の膜の上ではタイヤが路面に密着しないことで力が伝わらず、本来のグリップ性能を発揮できません。そこでブリヂストンのスタッドレスタイヤ・ブリザックは、水の膜を取り除く仕組みを持つ柔らかいゴムを採用することで、より路面に密着できるようにしているのです。
自宅付近の路面は問題なくても「ちょっと出かけた地域」が寒かったら、標高が高かったら、風が強かったら……。もしものときに備えたスタッドレスタイヤの重要性を感じませんか?
シャーベット状、凍結、圧雪へと変化する路面! ブリザック VRX2なら最後まで安心感のある走り
親水公園付近から道道 旭川旭岳温泉線を走ること15分、車窓は完全に冬景色です。溶けかかった氷の上に新雪が積もる登り坂。FF車にとってはあまりよい条件とは言えませんが、ブリザック VRX2は路面をしっかりグリップして、ハンドル操作にタイヤが追従するのを感じられます。最後まで安心感を持って走ることができました。
冬に現われるほぼすべての路面状態を体験しつつ、あっという間に今回の目的地「旭岳ビジターセンター」に到着。ちょうど除雪が終わったところで駐車場は真っ白真っ平ら状態。表面の雪を1cmほど取り除いてみると、その下はスケート場のようなアイスバーン状態。これが溶けると……もう想像がつきますよね。
雪はいつも突然。冬もより安心して日々のドライブを楽しむために「ブリザック VRX2」を選ぶわけ
この日の気温は4℃ほど。冬の北海道としては「暖かい日」ですが、いつもは雪があまり降らない地域の条件に似ています。そして、旭川駅前から旭岳ビジターセンターまでは約45km。1時間ほどの距離ですが、このくらい近場でも路面は目まぐるしく変化しました。
ムリせずしっかり準備をして、気軽にアウトドアを楽しむのが小雀流。冬はしっかりスタッドレスタイヤを準備して、気軽に安心ドライブを楽しみたいですね。
旭川でのドライブで小雀さんに試してもらったブリヂストンのスタッドレスタイヤ・ブリザックは、北海道・北東北で19年連続No. 1の装着率45.7%を記録しています(詳細はこちら)。そして今回、そのプレミアムモデル「ブリザック VRX2」で刻々と変化する冬道をより安心して走れたのには、ちゃんと理由があるんです。
ミニバンもしっかり止まる、曲がる。氷上ブレーキ性能と氷上コーナリング性能
ブリザック VRX2に採用している独自技術の「アクティブ発泡ゴム2」は、ゴムの中の気泡がスポンジのような働きをして氷雪上の水の膜を取り除き、従来品より多く配合した摩擦力向上剤で路面を捉えるゴムの粘りを強くしています。さらに、剛性を高めた非対称のトレッドパタンを採用することで、氷上でもしっかり止まる・曲がるを実現。例えばブレーキ性能は、既存モデル(ブリザック VRX)より制動距離を10%短縮しています。
毎日の安心安全感を長期間、性能長持ちで経済的
ブリザック VRX2の高剛性トレッドパタンは、トレッド面のブロックが変形しづらくなったことで耐摩耗性能が向上。既存モデル比で22%の長持ちを実現しています。
静かな車内で快適なドライブを実現
ブリザック VRX2のトレッドパタンは、溝やサイプ(細かい切れ込み)を複雑かつ最適に配置することで、走行時に発生する騒音を抑え、発泡ゴムが吸音材のように作用することで車内を静かに保ちます。既存モデルと比較すると、騒音を31%抑え込むことに成功しています。