ボーカリスト琴音の音楽旅
冬の志木散策! かっぱ伝説、パワースポット巡りからおしゃれレコードショップまで
2020年1月25日 00:00
以前一緒にバンドをやっていたドラマーが、埼玉県志木市でレコードや古着を扱うお店をオープンしたと聞きました。真冬の雪のチラつく日でしたが、興味津々で志木までおでかけしてきました。
池袋駅から東武東上線の急行に乗り、20分ほどで志木駅に到着。事前に調べていた洋食屋「レストラン沙羅沙」にてランチをいただきました。レトロな外観から、美味しそうな雰囲気がこぼれ落ちるよう。1階は満席だったので、2階のお座敷に通されました。
大人数での宴会用と思われるお座敷もあり、飲み会も楽しめそうです。ランチメニューからハンバーグカレーを注文しました。洋食屋さんのカレーが大好きな私。ワクワクしながら待っていると、予想を上回る美味しそうなカレーがやってきました。
トッピングのカボチャとナスのフリットも彩りよく、ふっくら分厚いボリュームたっぷりのハンバーグ。何よりもルーが果物の風味たっぷりで、甘いけど程よい辛味のスペシャルハーモニー。「洋食屋さんのカレーライス最高!」と心の中で大声で叫びながら、美味しいカレーをいただきました。
レストラン沙羅沙から、20分ほど歩いてかっぱ伝説の残る宝幢寺に向かいました。きれいに整備された門をくぐり、中に入るとかっぱの石像が。名前も付いていてかわいい。志木市内には、このかっぱの石像がいたるところにあるそうです。
志木市は川が多いことから、かっぱ伝説が残っていて、かっぱ民話をモチーフにしたゆるキャラ「カパル」は「ゆるキャラグランプリ」で優勝もしています。イタズラ好きのかっぱが宝幢寺の和尚さんに怒られて改心したことで、魚を持ってお礼に来たそうです。それからかっぱはイタズラをしなくなったとか。
そして、宝幢寺の中心には立派なしだれ桜があります。真冬なのでもちろん咲いていませんが、花がなくても風格が漂っていて素晴らしく格好よいです。ほかにも巨木が多く、新緑の季節も楽しめそうです。お参りをして、田子山富士塚、敷島神社を目指します。
敷島神社の境内には、撫でるとお産や子宝に恵まれる石があって、女性が訪れてうれしいスポットです。敷島神社には、たくさんの神様や仏様がおられてパワースポットのかたまりだそうです。
この日は田子山富士塚は非公開でしたが、下から見るのも趣があります。大安、友引の日と特別入山日に登頂できるようです。山頂から見る景色も絶景でしょうね。もとは富士山信仰が高まった江戸時代中期から、富士山に登ることができない人にも同じご利益があるように、富士山を模して作られたのが富士塚だそうです。
参拝をすませ、念願の友人のレコードショップへ向かいます。志木駅からは徒歩10分くらいのところにある「Monsieur room」は、古着や雑貨も扱うお店。ドラマーとしても活動するムッシュ増田氏が店主で、音楽マニアにはよだれモノのレアレコード、グッズもたくさん。ムッシュ増田氏はとても気さくな方なので、お話しながら好みのレコードやグッズを紹介してくれます。話が弾めば、まさかの激レアレコードを見せてもらえるかも?
今回はジョン・レノンがコンサートで着ていたミリタリーシャツのオマージュ品を発見。着てみたらサイズもピッタリ。メンズ商品ですが、気に入って購入しました。ほか、帽子は男女兼用の物も多くマリンキャップとハットを購入しました。どの商品もファッションにも強いこだわりのあるムッシュ増田氏のセレクトで、ときめく物ばかりです。
その後は、ムッシュ増田氏とも久しぶりの再会だったので一緒に近くのインドカレー店「サトカール」へ。内装も一気に異国情緒あふれる店内は、まさにインドそのもの。せっかくなのでインドビールを注文してみました。そういえば昼もカレーだったような? いえいえ、大好物のカレーなら毎日、毎食でも飽きません。
私は海老のプラウンチリカレーを注文し、それをツマミに食べながら音楽談義に花が咲きました。私は3月からアルゼンチン留学に行くので、南米の音楽について語り合いました。さすが音楽マニアのムッシュ増田氏、私が前回の旅で聴いたチリのバンドもご存じで、さすがの造詣の深さです。ほかにも、中南米音楽のオススメをたくさん教えていただきました。
久しぶりの再会で、よいお買い物もできて、よいパワースポット巡りもできました。来月からの長期海外旅も、上手くいくことを願って出発したいと思います。