JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

JAL国際線で浜松・浜名湖地域の食材を使用した特別機内食を提供します! 味の決め手は?

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は中部地区担当JALふるさとアンバサダーの松原佐矢佳さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、中部地区で浜松・浜名湖食材の魅力発信を行なうJALふるさとアンバサダーの松原佐矢佳さん。

――取り組みについて教えてください。

 皆さま、こんにちは。JALふるさとアンバサダー中部地区担当の松原です。2025年12月~2026年2月の3か月間限定で、JALのセントレア発国際線にて、浜松・浜名湖地域の食材を使用した特別機内食をご提供いたします。

 浜松・浜名湖地域は、温暖な気候と豊かな水資源に恵まれ、農業、漁業ともに盛んな地域です。特に浜名湖は、うなぎや牡蠣、海苔などの養殖が盛んで、地域の食文化を支えています。また、三ヶ日みかんをはじめとする柑橘類の栽培も盛んで、年間を通してさまざまな農産物が収穫されています。

 今回の特別機内食は、これらの恵まれた自然環境で育まれた食材をふんだんに使用し、浜松・浜名湖の味を存分にお楽しみいただけるよう工夫しました。

 食材は商談会を経て16事業者、26品目の厳選された食材が採用されました。その食材の魅力を最大限に引き出した特別メニューが完成しました。

 豊かな自然に育まれた浜松・浜名湖の味を、空の上でもお楽しみください。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 機内食を通じて、浜松・浜名湖地域の魅力をより多くの方に届けたいという想いから、今回の特別機内食を企画しました。

 また、生産者の皆さまの思いや食材の魅力もお伝えしています。前回は浜名湖うなぎ「でしこ」についてご紹介しましたが、今回は、特別機内食の味の決め手となる「浜名湖のり」、加藤醤油の白みそ「だいち」、そして「三ヶ日みかんのポン酢」についてご紹介します。味の決め手として今回の特別機内食を支える、なくてはならない存在です。

浜名湖のり

 遠浅の浜名湖で育まれた「浜名湖のり」は、風味豊かな海苔です。海水と淡水が混ざり合う汽水湖である浜名湖は、海苔の生育に最適な環境であり、独特の風味と旨味を持つ海苔が育ちます。口に入れた瞬間に広がる磯の香りと、とろけるような舌触りが特徴です。

「浜名湖のり」の養殖の歴史は古く、1820年ごろから始まり、現存する海苔の養殖場としては日本最古です。

 海苔の養殖は9月に湖に杭を打ち、網を張ることから始まります。この網に海苔の種がついて育ち、網がだんだん緑色になります。海苔は水中だと成長が早いですが、水中が長すぎると弱るので、様子を見て網の高さを変えて陽に当てるなど、微調整しながら12月~3月にかけて収穫されます。私も養殖場を見学させていただきましたが、一つ一つ手作業で大切に育てていらっしゃるからこそ、鮮やかな色合いや風味豊かな海苔が完成するのだと感じました。

「白柳水産」の養殖場。代表取締役 白柳成美さん

 今回の機内食では、その風味を活かした上品な味わいをお楽しみいただけます。例えば、台北行・天津行ビジネスクラスの和食では2品に「浜名湖のり」を使用しています。

・台の物「みっかび三元豚磯辺鍋仕立て」
・前菜「海老フリッター浜名湖のりタルタル」

台北行・天津行ビジネスクラスの和食

 海苔の風味はもちろんのこと、色合いが大変鮮やかで、見た目も楽しんでいただけるメニューです。そのほかにも、ホノルル行ビジネスクラスや、エコノミークラスでも多くのメニューに使用されており、今回の特別機内食には欠かせない存在です。

株式会社白柳水産

住所: 静岡県浜松市中央区舞阪町浜田78-2
営業時間: 8時~18時
Webサイト: 白柳水産

白みそ「だいち」

 地元産の米と静岡県産の大豆を使用し、昔ながらの製法でじっくり熟成された、甘みが特徴の白みそです。浜松市にある加藤醤油は、創業以来、地元の食材を活かした醤油やみそ造りにこだわり、地域に根ざした味を提供し続けています。特に麹づくりには昔ながらの道具を使い、機械を使わず、麹の繁殖具合や温度を人の手でたしかめます。

 社長の虎岩さんお勧めの召し上がり方は、そのまま生野菜にディップして召し上がっていただくと白みそ「だいち」の素材の甘味がそのままお楽しみいただけるとのことです。

白みそ「だいち」
「加藤醤油」代表取締役社長 虎岩博之さんと

 今回の機内食では、ドレッシングやソースとして使用され、素材の味を引き立てています。例えば、台北行き・天津行ビジネスクラスの2月の洋食では、「グリルサーモン 加藤醤油の白みそ「だいち」のクリームソース」として登場します。濃厚なソースとおみその甘さがサーモンとの相性ピッタリです。まろやかな甘みと、奥深いコクが特徴で、料理に優しい風味と奥行きを与えています。

 また、ドレッシングも、白みそ「だいち」と柚子のピールを加えた特製ドレッシングをお楽しみいただけます。濃厚さと柚子の爽やかさを兼ね備えた味わいは、ジャンルを問わずどのようなお野菜との相性も抜群です。どなたにも楽しんでいただけるお味です。

台北行き・天津行ビジネスクラス洋食(2月メニュー)

「三ヶ日みかんのポン酢」

 温暖な気候で育った三ヶ日みかんの果汁をたっぷり使用した「三ヶ日みかんのポン酢」。こちらも加藤醤油の人気商品です。三ヶ日みかんは、温暖な気候と日照時間に恵まれた三ヶ日町で栽培されており、甘みと酸味のバランスが絶妙なみかんです。三ヶ日みかんの風味を最大限に活かすため、独自の製法でポン酢を製造しており、みかんの爽やかな酸味と、天然出汁の旨味が絶妙なバランスで調和し、料理をさっぱりと仕上げます。お勧めの召し上がり方は、水炊きなどお鍋にあわせて召し上がっていただくことです。

三ヶ日みかん
三ヶ日みかんのポン酢

 今回の機内食では、ホノルル行きビジネスクラスの洋食で提供します。みかんのさわやかな風味でさっぱりとお肉を召し上がっていただくことができます。

ホノルル行ビジネスクラス洋食。「静岡産国産牛ヒレのグリル三ヶ日みかんポン酢のソース浜松大平台高校の紫黒米リゾットを添えて」

有限会社加藤醤油(ヤマコウ)

住所: 静岡県浜松市中央区寺島町1125
営業時間: 8時~18時
定休日: 日曜・祝日・隔週土曜
Webサイト: 加藤醤油

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 セントレア発JAL国際線をご利用の際は、ぜひ特別機内食をお召し上がりください。浜松・浜名湖の豊かな恵みが、皆さまの空の旅の思い出を彩ること間違いなしです! 皆さまのご搭乗をお待ちしております。

 そして、この機内食をきっかけに、ぜひ浜松・浜名湖にも足を運んでいただけたらうれしいです。美しい自然、美味しい食材、歴史、そして温泉や観光スポットも充実しており、ゆったりと過ごすことができます。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。