JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
JAL×JR東日本の共創でさくらんぼに新しい価値を。客室乗務員も開発に参加したクラフトラガー
2025年11月26日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、山形でクラフトラガーの商品開発に携わるJALふるさとアンバサダーの佐藤奈々絵さん。
――取り組みについて教えてください。
皆さま、こんにちは。JALふるさとアンバサダー東北支社の佐藤です。
今年の4月から、大好きなふるさと・東北の魅力をより多くの方に知っていただきたいという想いで、仙台を拠点にJALふるさとアンバサダーの活動をスタートしました。
このたび、日本航空とJR東日本がタッグを組み、“規格外のさくらんぼ”を使用したクラフトビール「山形県産さくらんぼクラフトラガー」を開発いたしましたのでご紹介いたします。
日本航空東北支社では、JR東日本と連携し、「東北共創プロジェクト」という形で地域課題の解決や魅力発信に取り組んでいます。
その第1弾として、6次産業共創開発を実施し今回のクラフトビールが誕生しました。
※原材料の都合上、品目は発泡酒です
皆さんは「アップサイクル」という言葉をご存じでしょうか?
アップサイクルとは、本来捨てられてしまうものに付加価値を与え、新しい製品に生まれ変わらせる取り組みのことです。このクラフトビールも、そんなアップサイクルの発想から生まれました。
山形県は言わずと知れたフルーツ王国。特に「佐藤錦」や「紅秀峰」など、さくらんぼの生産量は日本一を誇ります。
JALグループでは農業労働力支援事業として、さくらんぼの選果作業などをお手伝いしているのですが、ある日ふと目に留まったのが、規格外のさくらんぼでした。
農家の皆さんが大切に育てたさくらんぼでも、収穫されたすべてが市場に出荷されるわけではありません。
粒が小さい、色みが薄い、双子果や小さな傷があるなどの理由で規格外となるものが多く、味は変わらないにもかかわらず行き場を失ってしまう実が一定数存在します。
「このさくらんぼをもっと多くの方に味わっていただく方法はないだろうか?」という想いから、「山形県産さくらんぼクラフトラガー」の開発がスタートしました。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
私はこのプロジェクトで、商品開発や広報活動などを担当しています。
今年の6月には、実際にさくらんぼ農家さんでの選果や箱詰め作業に参加し、生産現場の課題や農家の皆さんの想いに触れることができました。
そうした現場で感じたことをもとに、「どんな味わいやパッケージであれば、山形のさくらんぼの魅力をより伝えられるのか」を開発チームと何度も話し合い、試作品のテイスティングなどにも参加しました。
また、完成した商品に込められた想いやストーリーを多くの方に知っていただけるよう、SNSなどを通じた情報発信にも取り組んでいます。
さらに、本商品の魅力と山形の風景をお届けするため、プロモーション動画の撮影も行ないました。撮影は「おいしい山形空港」やさくらんぼ農園など、地域の風土を感じられる場所で実施し、山形の空気感やぬくもりが伝わる映像に仕上がっています。
――「山形県産さくらんぼクラフトラガー」について教えてください。
「山形県産さくらんぼクラフトラガー」は、山形県の豊かな恵みをムダなく活かした、地球にも地域にもやさしいクラフトビールです。
原料には、山形県産の規格外のさくらんぼと余剰米を活用しています。味には問題がないのに出荷されないさくらんぼに、新たな命が吹き込まれました。
ひと口飲むと、さくらんぼの華やかな香りがふんわりと広がり、ほのかな酸味と甘みが絶妙に調和しています。まるで採れたてのさくらんぼをひと粒頬張ったかのような、爽やかでフルーティな味わいが口いっぱいに広がります。
私自身も初めて飲んだとき、そのやさしく果実感あふれる味わいに感動しました。
パッケージには、かわいらしいさくらんぼのイラストとともに、山形の豊かな自然を背景に飛行機と新幹線が描かれており、旅に出かけたくなるようなデザインが特徴です。
さらに、やまがたフルーツ150周年を記念したロゴもあしらわれ、特別感のある仕上がりになっています。
本商品は先行販売として、酒のやまや、仙台・山形空港の売店、羽田産直館などで8月26日から順次販売を開始し、9月9日からは全国の小売量販店やスーパーマーケット、NewDaysの一部店舗、山形新幹線車内販売(車内販売営業列車のみ)などでご購入いただけます。
詳しい販売店舗は商品紹介ページをご覧ください。なお、販売期間は限定されておりますので、ぜひお早めにお買い求めください。
美味しさはもちろん、地域とのつながりを感じられる“美味しくてやさしい一杯”を、ぜひお楽しみください。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
東北は、豊かな自然や美味しい食、季節ごとのイベントなど、心まで満たされる魅力あふれる地域です。そんな東北で生まれた「山形県産さくらんぼクラフトラガー」は、農家の皆さまの想いと自然の恵みがぎゅっと詰まった、特別な1本です。
ご家族・ご友人へのプレゼントやお土産に、自分へのちょっとしたご褒美にいかがでしょうか? この一杯が、皆さんの「旅に出たくなるきっかけ」になりますように。
そしていつか、東北・山形の地を訪れ、美しい風景やそこで暮らす人々の想いを感じていただけたらうれしいです。皆さまと東北でお会いできる日を、心より楽しみにしています。




























