函館駅「いかわっぱ」

「いかわっぱ」

　12月10日に行なわれたJR北海道（北海道旅客鉄道）の北海道新幹線「新函館北斗駅」報道公開に行って参りました。その内容に関してはこちらの記事をご参照頂きたいと思います。ちなみに、新函館北斗駅にもイートイン形式で駅弁が食べられる店舗が入るそうですので楽しみです。もちろん、函館に来たからには、函館駅の駅弁を買わない手はありません。ということで、今回は函館駅の駅舎内にある駅弁屋「四季海鮮 旬花」の「いかわっぱ」です。

　もう外見だけでも函館を表わすような内容です。円形のわっぱ容器の中のご飯の上には、中央に大きな味付きイカが据えられており、それを取り囲むように紅鮭や海老、ホタテ、蒲鉾、鶏肉、厚焼き玉子と色とりどりの具材が入っています。また、付け合わせとして、高野豆腐、ニンジン、ふきの煮物と紅ショウガが添えられています。個人的に気になったのは、イカが少し膨らんでおり、イカの中に何が入っているか?という点でした。

円形のわっぱ容器の中のご飯の上には、中央に大きな味付きイカが据えられており、それを取り囲むように紅鮭や海老、ホタテ、蒲鉾、鶏肉、厚焼き玉子と色とりどりの具材が入っています

　実際に食べてみると、イカの中にはなんと、イカゲソが入っており、イカの身の食感とイカゲソの凝縮されたうま味を同時に味わうことができます。イカは函館の新鮮なイカを調理しているためか、雑味のないクリアーなうま味が出ており、かつシャキシャキとした食感が楽しめます。ホタテや紅鮭、海老も火は通っていますが、同じように新鮮さを感じることができました。特に海老は身がしっかり詰まってプリプリとしており、丸ごと食べられます。海鮮の多い内容ですが、鶏肉を箸休めのように食べると、より海鮮の味を強く感じられます。量は大人が1食として食べるのにも十分な量でした。

イカの中にはなんと、イカゲソが入っており、イカの身の食感とイカゲソの凝縮されたうま味を同時に味わうことができます