週末駅弁

新潟駅「まさかいくらなんでも寿司」

まさかいくらなんでも寿司

 新潟駅では、さすが米どころということもあって、新潟県産のお米を使った駅弁がたくさん販売されています。そして、それと同じくらい目に付くのが、日本海で捕れる新鮮な海産物を使った駅弁です。そのなかから今回は「まさかいくらなんでも寿司」をチョイスしました。

 まさかいくらなんでも寿司の「ま」は鱒、「さ」は鮭、「か」は蟹、「いくら」はそのものイクラを指しています。つまりこの駅弁は鱒、鮭、蟹、イクラを贅沢に使ったお寿司なのです。

 蓋を取ると、色鮮やかな海産物が目に飛び込んできます。鱒の酢〆、鮭フレーク、蟹フレークと蟹の身、イクラの醤油漬けが酢飯の上にぎっしり盛り付けられていて、その見た目だけでも贅沢さが伝わってきますし、食欲がそそられます。そして、その下に詰められている酢飯は、もちろん新潟県産のお米が使われていますから、新潟の美味しいものがギュッと詰め込まれていると言っていいでしょう。

蓋を取ると、鱒、鮭、蟹、イクラと贅沢な海産物が目に飛び込んできて、見た目だけでも食欲がそそられます

 そして、それぞれの味わいも格別です。鱒の酢〆は、酢の爽やかさとしっかりとした鱒の風味が合わさって、旨味が強く引き出されています。鮭フレーク、蟹フレークは、ほんのり塩味が効いていて、素材の旨味がダイレクトに味わえます。そして、イクラの醤油漬けは、ぷちぷちと口のなかではじけるイクラの食感と、醤油で増幅されたイクラのコク深い旨味がなんとも言えない美味しさです。

鱒の酢〆は、酢が鱒の風味を引き立てていて、醤油をつけなくても十分な美味しさです
鮭フレークは、ほんのり塩味が効いて、鮭の味わいをダイレクトに楽しめます
蟹フレークは、蟹の香ばしさがなんとも言えない美味しさで、酢飯との相性も抜群。身がしっかり盛り付けられていているのもうれしいです
イクラの醤油漬けは、噛んだときのぷちぷちとした食感とコク深い風味が格別です

 そして、やや甘みの強い味わいの酢飯との相性も抜群です。ちらし寿司というよりも、大阪寿司のような押し寿司に近い味わいという印象もありますが、鱒、鮭、蟹、イクラという贅沢な内容で、どんどん箸が進みます。そして、それぞれしっかりと素材の旨味が楽しめるので、添えられている醤油をつけなくても十分美味しくいただけます。醤油を少し付けると味わいが変わるので、双方食べ比べるのもいいでしょう。

「まさかいくらなんでも寿司」

価格: 1500円
販売駅: JR新潟駅
購入場所: JR新潟駅構内 NewDays新潟東口店
購入日: 2025年11月5日