旅レポ

12月のハワイのビッグイベント「JALホノルルマラソン2016」(その2)

10kmのウォークイベント「レースデーウォーク」に参加してみた

「JALホノルルマラソン2016」と併催される、10kmのウォークイベント「レースデーウォーク」に参加した

 マラソンを志す者なら、誰もが憧れる「JALホノルルマラソン」。筆者もずっと行きたいと思っていたのだが、なにせ開催が12月。この師走に何日も仕事を休むのははばかられると、なかなか実行に移せずにいた。しかし今回、トラベル Watchからの取材依頼で行けることに! ブラボ~! とはいえフルマラソンに向けての練習をまったくしていなかったので、さすがに体調が心配になり、「JALホノルルマラソン2016・レースデーウォーク」に参加することにした。

 「レースデーウォーク」とは「JALホノルルマラソン」と同時に開催されるイベントで、アラモアナ公園からカピオラニ公園までの10kmをウォーキングするイベント。ホノルルマラソンと同じコースを歩くことができ、ハワイの観光名所や風光明媚な景色を堪能できるとあって人気だ。今回は2732名(日本人2050名)が参加。競技ではないのでタイムの計測は行なわず、順位を競うこともない。

まずはゼッケンを受け取りにハワイコンベンションセンターへ

 ホノルルには大会2日前に到着した。その足でゼッケンを受け取りにハワイコンベンションセンターのパケット・ピックアップ会場に向かう。ゼッケンは大会3日前から受け取りが可能だ。会場ではゼッケンの受取時間に合わせて、「ホノルルマラソン・エキスポ(EXPO)」を開催。会場に入るとついそっちの方に気を取られてしまうが、まずは本来の目的のナンバーカードをゲットすることに。事前にメールで届いたゼッケンの番号の受付場所に行って、ゼッケンと記念Tシャツをもらう。このTシャツのデザインだが、大会によっては「えー、このデザインないわ~」というものがあったりするが、今回のTシャツはなかなかシックでカッコイイ。大会当日にはこのTシャツを着ることに決める。

ガラス張りの外観が美しいハワイコンベンションセンター
会場はゼッケンを取りに来たランナーでにぎわう
ちゃんと日本語のインフォメーションがあるので安心。案内どおり赤いカーペットを歩いていくと、ゼッケンの受付に到着
「レースデーウォーク」の受付。ここでゼッケンを受け取る。BIB(ビブ)とはよだれかけの意味で、海外ではゼッケンをビブと呼ぶ
「ホノルルマラソン」のゼッケンの受付。参加者が多いだけに受付も横に長~い
「レースデーウォーク」の参加Tシャツ。ダークグレーでシックなデザイン。後ろにはスポンサーのロゴが控えめに入っている

 パケット・ピックアップ会場には、「JALテント受付」もある。JALテントはゴール地点に設置され、ゴールしたランナーにドリンクや軽食、氷などを提供してくれる。JAL便を利用してホノルルに来た個人旅行客の中で、マラソンやウォークに参加する人は無料で利用できるので、筆者もJAL便でホノルル入りしたためちゃっかり受け付け。ゼッケンに目印となるJALのシールを貼ってもらった。そのほか大会記念バッグの配布があったのでもれなくゲット。大会当日の荷物の預かりサービスもあったが、これはマラソンのみだった。残念……。

 パケット・ピックアップ会場を出ると、大会記念グッズ売り場に入るのだが、その入り口にはスタートラインが。ここは記念撮影スポットなので、筆者も例にもれずゼッケンを持ってニッコリ。大会記念グッズ売り場を抜けると、大会ロゴマークの付近に人だかり。実はこのマークにはホノルルマラソン参加者の名前が書かれていて、みんな自分の名前を探していたのだ。「レースデーウォーク」参加者の名前は書かれていないが、いずれ参加するときのために練習がてら探してみた。セカンドネーム(名字)のアルファベット順に記載されているようで、筆者は綿谷で「W」なので探しやすい。「W」の欄にはWATANABEさんがたくさん名前を連ねていた。

JALテント受付。JAL便を利用した人なら、忘れずに申し込んでおきたい
ゼッケンにJALの鶴丸シールを貼ってくれる。このシールがあると、ゴールしたあとにJALテントを利用できる
JALスタッフでペースメーカーをかってでた雄志たち。目印は背中の飛行機。6時間のペースで走ってくれるので、マラソン参加者の人は目安にしたい
大会記念バッグ。透明で、ホノルルマラソンのロゴが入っている
衣類お預かりバッグを配布。レース前日に預けて、当日、ゴール地点で受け取れる。着替えなどを預けておけば身軽に走れる
ゼッケンを手に持っての記念撮影がお約束
大会のロゴマークをじっくり見ると、ロゴの全面に細かく文字が書かれていた。マラソン参加者は自分の名前探しに必死

いよいよ大会当日! 気持ちが高まる

「レースデーウォーク」のスタートは5時20分ごろ。かなり余裕を見て、大会当日は2時に起床した。準備をしていると、隣の部屋からアラームの音が聞こえる。そして別の部屋からも……。約3万人が参加する「ホノルルマラソン」だけに、同じホテルの人たちも多数参加する模様。「みんな頑張って!」。心に一体感が芽生える。

 通りに出ると、多くのランナーがバス乗り場やスタート地点に向かって歩いている。ホテルからスタート地点までは約3.5kmあったのだが、ウォーミングアップを兼ねて歩くことにする。途中のエイドステーションでは、ボランティアスタッフが懸命に準備を進めていた。

3時の時点でこの人の多さ。スタート地点までみんなに付いて行く
エイドステーションでは水の準備を行なっていた。3万人もの参加者ともなると、コップが4段重ね。こんなの初めて見た

 40分ほど歩いてアラモアナ・ショッピングセンターの前に到着。スタート地点はもっと先だが、スタート地点から予想タイムが2~3時間、3~4時間、4~5時間、5~6時間のランナーの待機スペースがあり、「レースデーウォーク」参加者はさらにその後ろに並ぶ。

4時前にアラモアナ・ショッピングセンターに到着。すでに多くの人が到着していた
「レースデーウォーク」ののぼりを発見。この後ろでしばし待つ

 4時55分に車椅子の選手がスタート。5時に花火が打ち上がり、マラソンランナーが走り始める。とはいえ3万人もの大人数なので、スタート地点は団子状態。「レースデーウォーク」の参加者がどんどん進んでいき、入り混じりながら5時20分にスタートを切った。

 アラモアナ通りを大勢の参加者たちと歩く。まるで夜の遠足のようだ。ファミリーの参加が多く、ほほ笑ましい。途中でカカアコに新しくできた人気のお店を発見。タクシーやバスなら見落としてしまいがちなことでも、歩きだと周囲の景色がよく観察できるのがいい。ダウンタウンに入ると、イルミネーションで彩られている建物が多くなってきた。サンタやクリスマスツリー、スノーマンなど、キレイなイルミネーションが並ぶ。この周辺は「ホノルル・シティ・ライツ」のメイン会場で、毎年12月の第1土曜日から正月明けまでの約1カ月間、イルミネーションとクリスマスデコレーションで彩られる。まるでイルミネーションツアーに参加している気分になる。

スタート地点に向かって歩く。間もなくのスタートに気分が高まる
アラモアナ公園をスタートして、少し歩いたところ。普段は歩くことができない大通りを闊歩できるのが醍醐味
行きたいと思っていた新店舗「MOKU KITCHEN」。こんな小さな発見が楽しい
コースのインフォメーションが分かりやすいので迷わない
ホノルルのシンボルのアロハタワー
コース脇のショップのスタッフがユニークな試みで応援してくれる。みんなこのサンタと記念撮影していた
クリスマスイルミネーションや建物のライトアップが楽しめる
St. Andrew's Schoolsのブラスバンド部が音楽で応援。a-haの「Take On Me」を演奏してくれてテンションが上がる
ホノルル・ハレ(市庁舎)の前にはサンタクロース夫妻が。イヤープレートをデコレーションしたツリーやスノーマンなど、楽しいイルミネーションが続く
イルミネーションのあまりの美しさに、思わずコースをそれてしまいそうになる

 そうこうしている間に5km地点に到着。そこからさらに進むと、スタートまで待機していたアラモアナショッピングセンターの前の通りに出た。そこからはカラカウア通りをビーチに向かって歩く。徐々に空が明るくなってくる。朝の様子をこんなにじっくり見たのは、何年ぶりだろう? 朝のすがすがしさを感じながら、残りのコースを歩く。

5km地点。ここまでで約1時間。1kmを10分ペースで歩こうと思っていたが、結果は1km12分ペース。イルミネーションを楽しみすぎたかもしれない
最初、スタート待ちをしていた場所に戻ってきた。すでに6kmを越え、半分以上を歩いた
アラモアナ通りを歩く内に空が明るくなってきた
アラモアナ通りの橋から山側を望む。夜景がキレイ

 市街の道路を封鎖して行なうマラソン大会でありながら、ホノルルマラソンには制限時間や関門がない。もちろん「レースデーウォーク」にも制限時間などはない。それは街の人たちの協力があってこそ。ホノルルマラソンのボランティアは1万人にもなると聞いた。エイドステーションで水を渡してくれるスタッフや沿道で応援してくれる人たちを見ながら、「アロハ・スピリッツ」の有り難さを感じる。

徐々にクルマが増えてくる時刻。日曜日とはいえ、大通りを封鎖しての大会は、市民の協力なくしてはあり得ない
JALホノルルマラソンツアーのスタッフが沿道で応援。7時が近くなり、徐々に応援の人が増えてくる
シャネルにグッチ、ルイ・ヴィトンと、ブランドショップが並ぶカラカウア通りを歩く
10kmの間に3カ所のエイドステーションがあり、ボランティアスタッフらに水を手渡してもらった。約3万人のランナーが通り過ぎたあとだけあって、足元にはコップが散在。マラソンやウォークを楽しませてもらっているのは、ボランティアスタッフの力が大きいと感じる

 このイベントも終盤に近づき、すっかり朝。右側にはビーチが広がり、青空や朝日、雲が織りなす朝焼けの美しさに心が奪われる。そんな美しい景色を望みながらカピオラニ公園に到着。ゴールでは完歩証と記念うちわを受け取り、「レースデーウォーク」が幕を閉じた。到着時刻は7時16分。約2時間かけて、ここまで歩いてきたというわけだ。

 真っ暗な状態から空が白んで朝を迎える様子やイルミネーションの美しさ、ボランティアスタッフのサポートや沿道の応援など、普段は体験できない時間を過ごせたことに大満足。JALテントでも明るく出迎えてもらって、ドリンクや軽食を味わいながら、楽しかったウォークイベントを思い返した。

美しい朝焼けに見とれてしまう
6マイル地点。コースにはキロとマイルの両方の旗が立っていたはずだが、なぜか部分的にしか見つけられなかった
「レースデーウォーク」のゴール。ドリンクを手渡してくれ、ダンスで出迎えてくれる
ゴールを背景に記念撮影
完歩証と記念うちわの表と裏。完歩証が折れ曲がったりしないよう、クリアファイルを持ってくることをお勧めする
カピオラニ公園からダイヤモンドヘッドを望む
JALテント。ゴール後に身体を休める場所があるのはいい。申し込んでおいてよかったと感じる
JALテントではドリンクや軽食を提供してくれる
揚げパンのマラサダが疲れた身体においしかった
専門学校生による10分間の無料マッサージもあった

綿谷禎子

情報誌の編集部、編集プロダクションを経て独立。現在はビジネス誌での執筆を中心に、企業向けWebサイトやアプリ紹介サイトなどの運営にも携わる。