【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

東京駅にねぶた祭りがやってきた!「JAPAN NIGHT 2015」開催

行幸通りを青森ねぶたが練り歩き、ステージでは日本ならではの文化的演出も多数披露

2015年9月25日 実施

東京駅で行なわれた青森ねぶた祭り

 東京・丸の内で9月25日、「JAPAN NIGHT 2015」が実施された。会場は威風堂々としたレンガ造りが印象的な東京駅から皇居に向かう行幸通り。あいにくの雨ではあったがツーリズムEXPOジャパン2015の主催者ならびに関係者、世界各国の観光大臣、在日大使、世界各国の観光関係者が集い親睦を深めた。

主催者挨拶を行なう日本観光振興協会 会長 山口範雄氏
雨の中多くの来場者が訪れた

 イベント冒頭に主催者側の挨拶を日本観光振興協会 会長 山口範雄氏が行ない、2回目を迎えたツーリズムEXPOジャパンが観光産業はもちろん、それ以外の各産業分野とも連携し、また日本政府観光局が主催する「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート」とも連携することにより、日本の観光を国内外に向けてPRする最大の母体が誕生したことをアピールした。

 また会場となった丸の内に日本の観光、文化や伝統を発信する場ができたことと、プレミアムディスティニーパートナーという制度が新設されたことを改めて来場者に報告した。

来賓挨拶を行なう国土交通大臣 太田昭宏氏

 主催者挨拶に続き来賓からは国土交通大臣 太田昭宏氏が挨拶を行なった。太田大臣は昨今の訪日外国人観光客が一昨年(2013年)には1000万人を突破し、昨年(2014年)は1341万人になり、今年は1900万人に届く勢いであることに触れ、ツーリズムEXPOジャパンが2020年東京オリンピック/パラリンピック開催までに訪日外国人観光客2000万人超を目標とする起爆剤として頑張っていきたいと述べた。また観光に大切な3つのモノ、「観るもの」「食べもの」「買い物」の魅力が日本には備わっているので、それらをさらに磨き上げていきたいと加えた。

 歌舞伎役者 成駒屋 四代目 中村鴈治郎氏の口上のあと、ステージ上では鏡開きが行なわれ、青森ねぶたの練り歩きが始まった。巨大なねぶたと共に練り歩く“ハネト”と呼ばれる踊り子たちは今回のイベントのために青森観光コンベンション協会と青森県が集った首都圏の参加者だ。あいにくの雨ではあったが威勢のいい踊りと勇ましい太鼓の響き、そしてビニールシートもかけずに披露された巨大なねぶたは沿道に集まった多くの人を楽しませた。

鏡開きの風景
ひときわ華やかな格好で鏡開きを行なったのが青森県知事 三村申吾氏
歌舞伎役者 成駒屋 四代目 中村鴈治郎氏が鏡開きの前に口上を行なった
古事記を題材にしたというねぶたは千葉作龍 作「日本創生」
ハネトと呼ばれる踊り子たちは今回のイベントのために青森観光コンベンション協会と青森県が集った首都圏の参加者だ
あいにくの雨であったが巨大なねぶたはビニールシートもかけずに披露された
行幸通りを練り歩くねぶた。太鼓の音やハネトの声が丸の内に響き渡った

 会場となった行幸通りや交差する仲通りにはさまざまなブースが出展していた

株式会社 伊藤園
株式会社いけだ屋
UCCホールディングス株式会社/株式会社宗家 源吉兆庵
宝酒造株式会社
株式会社廣尾 飄月堂
アサヒビール株式会社/株式会社キョクジュ
築地玉寿司
(株)榮太郎本舗
プレミアムディスティニーパートナーを務めた青森県のブース

 ねぶたのほか、ステージ上では日本の伝統文化を伝える、さまざまなパフォーマンスが来場者を楽しませた

(高橋 学)