【イベントレポート】
【ツーリズムEXPO 2017】船旅の楽しさが詰まったクルーズエリア
船のデッキを再現したフォトスポットや豪華船内を体感できるVRなども
2017年9月23日 17:02
- 2017年9月21日~24日 開催
「コスタクルーズ」のブースでは、10月20日に客船「コスタ ネオロマンチカ」が拠点となる港を福岡から東京に移し、コスタクルーズ初の自主運航での太平洋周遊クルーズを行なうことを紹介している。
コスタ ネオロマンチカは5万7000トンと外国客船としては小ぶり。最大乗客定員は1800人で、スタッフは622人。4月に日本にきて10月半ばまでは、日本海側をクルーズしている。春夏シーズンの日本海側クルーズを終え、船を東京に持ってきて秋冬シーズンに東京発着で那覇や台湾など暖かいコースに移行する。
コスタ ネオロマンチカは、小ぶりなサイズの代わりにインテリアなどが1ランク上になっているのが特徴。2012年に大改装し、かなりエレガントな雰囲気にしている。内装はイタリアのデザイナーが手掛け、オシャレで女性の好まれる雰囲気に仕上がっており、リピーターに好まれるような船になっているという。
メインレストランとビュッフェ、イタリアンを中心に和食もあり、バラエティ豊かな食事を楽しめる。コスタクルーズの15隻の船で唯一火を使い、本格的な石窯焼きのピザを食べられるレストランもある。食事は一部を除きクルーズ料金に含まれる。バーも6カ所あり、バーが閉まっている時間でも利用できるワインの自動販売機を設置している。
客船によくある劇場も取り去り、代わりに大きなスパエリア「サムサラスパ」に改装した。1日のんびりくつろげるというコンセプトで、タラソテラピープールやサウナなどが何種類も設置されている。現在、スパでゆっくりする旅が女性の間ではやっているそうで、そうした女子旅が人気だという。
コスタクルーズによると、毎晩パーティが開催され、にぎやかな船だという。イタリアンナイトや、夏場は縁日パーティなど、毎晩テーマナイトが設定されている。スパの癒やしとエンタテイメントを両立しているのがポイントだという。大きな船ではない分、スタッフとの距離が近く、一体感のようなものがあるのも特徴とのこと。
ブースは東1ホールの入口を入ってすぐの場所にあり、フォトスポットとしてネオロマンチカのデッキが再現されている。
ほかにもクルーズのエリアには、船旅関連のブースが並ぶ。クルーズのイベントをしている「クルーズスタイル」では、過去のイベントの紹介や2018年に開催予定のイベントの案内をしている。このイベントは、さまざまな客船やコースを紹介してクルーズの楽しさを伝えるもので、イベントに合わせて船旅のガイドブックも刊行している。アンケートに答えるとガイドブックがもらえるほか、Webサイトで客船のレビューを投稿した人には日焼け止めがプレゼントされる。
2018年4月に史上最大客船オアシスクラスの4隻目「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」(23万トン)が就航予定の「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のブースでは、VRを使ってロイヤル・カリビアンの船内を紹介するアトラクションを設置。また、「セレブリティクルーズ」は「美」をテーマに美しい内装や食事などを紹介している。