コスタ ネオロマンチカによる2017年日本発着クルーズを9月1日発売

　イタリアに本社を置くコスタクルーズの日本支社は、アジア初投入となる客船「コスタ ネオロマンチカ」で運航する2017年の日本発着クルーズを、9月1日から旅行代理店をとおして発売する。コスタ ネオロマンチカは、クルーズ初心者や家族で気軽に楽しめるカジュアルクラスの客船。1993年に造船され、2012年に約150億円の予算をかけて大改修し、7つのレストランと6つのバー＆ラウンジ、4400m²の巨大なスパエリア、プールやカジノなどを備えている。

コスタ ネオロマンチカ

コスタ ネオロマンチカ

造船：1993年
改装：2012年
船籍：イタリア
総トン数：約5万7000トン
全長：220.6m
全幅：30.8m
乗客定員：最大1800名
客室数：789室
乗客デッキ：11デッキ（全13デッキ）
巡航速度：18.5ノット（34.26km/h）
最大速度：20ノット（37.04km/h）

　今回発売されるのは、2017年4月26日～10月13日に開催される日本海を巡る4泊5日から7泊8日までの全5航路で、福岡、舞鶴、金沢で乗船と下船が可能。旅程によっては韓国（釜山、ソクチョ）、ロシアのウラジオストクなども寄港地に含まれている。4泊5日の大人1名で1室利用時の料金が4万800円（1名）からという割安な価格設定が魅力だという。

2017年コスタ ネオロマンチカの日本発着クルーズ

古都と城下町を巡る麗しの日本海と釜山
寄港地：福岡、舞鶴、金沢、境港、釜山
実施時期：2017年4月～10月
日数：5泊6日

ロシア・韓国2都市周遊と日本海
寄港地：福岡、舞鶴、金沢、ウラジオストク、ソクチョ、釜山
実施時期：2017年5月～9月
日数：7泊8日

夏の日本海周遊いいとこどり北海道・韓国
寄港地：福岡、舞鶴、金沢、新潟、函館、釜山
実施時期：2017年7月
日数：7泊8日

東北ねぶた祭りと日本海周遊・釜山
寄港地：福岡、舞鶴、金沢、酒田、青森、釜山
実施時期：2017年7月～8月
日数：7泊8日

お気軽日本海ショートクルーズと釜山
寄港地：福岡、舞鶴、金沢、釜山
実施時期：2017年7月～8月
日数：4泊5日

　コスタクルーズは8月の発売に先駆けて、7月20日に東京都港区にあるホテル インターコンチネンタル 東京ベイにおいて発表会が開かれた。会の冒頭、コスタ・グループ・アジアの社長であるブディ・ボック氏は、「来年アジア地域へ投入されるコスタクルーズ5隻目の船として、私どものワンランク上の客船『コスタ ネオロマンチカ』を日本のお客さまへいち早くお届けできることを大変うれしく思います。『コスタ ネオロマンチカ』を日本へ（アジアで）最初に配船することは、コスタクルーズにとって日本市場が重要であることの証です」と挨拶した。

コスタ・グループ・アジア社長のブディ・ボック氏

コスタクルーズ日本支社 支社長の糸川雄介氏

　続いてコスタクルーズ日本支社長である糸川雄介氏は、「コスタクルーズが所有するワンランク上の客船『コスタ ネオロマンチカ』で、来年は約半年にわたり日本発着クルーズを運航いたします。ハイセンスでモダンな客船での船旅を、価格面でもお気軽にお楽しみいただけます。ご旅行の選択肢にぜひ“海の上のイタリア”を楽しむコスタクルーズを加えてください」と挨拶し、スライドとともにコスタクルーズでの船の旅の魅力を紹介した。

　メインダイニング「ボッディチェリ レストラン」やビュッフェスタイルの「ジャルディーノ ブッフェレストラン」でのフード料金はクルーズ料金に含まれるインクルーシブ方式（ドリンク料金は別）。「クラブ ネオロマンチカ レストラン」や「サムサラ レストラン」は事前予約が必要でクルーズ料金には含まれないが、特別感のある雰囲気のなかで食事を楽しむことができる（デラックスキャビン宿泊客は1回分の利用料がクルーズ料金に含まれる）。

　客室は全789室で、そのうちスイートは34室。バルコニー付きはスイートが28室、キャビンが132室。スタンダードクラスには、16.6m²の「内側クラシック」「内側プレミアム」「内側デラックス」「海側クラシック」「海側プレミアム」と、24.2m²の「バルコニークラシック」「バルコニープレミアム」「バルコニーデラックス」が用意されている。

　スイートクラスには、36.3m²の「スイート（バルコニー付）」、20.43m²の「スイートデラックス（バルコニー付）」、37.4m²の「パノラマスイート（窓付）」、37.1m²の「パノラマスイートデラックス（窓付）」、48.3m²の「グランドスイート（バルコニー付）」と「グランドスイートデラックス（バルコニー付）」が用意されている。

　クルーズ中は、広大なスパエリアや屋外プール、カジノなどの施設や、頻回に開催される各種パーティで、「初めてのお客さまはきっと船旅は退屈だろうと本を持ちこまれることが多いのですが、“本を読む暇もないくらい”毎日がいろいろな楽しみで目白押し」だと、子供から年配の人まで退屈しない船旅の魅力を説明した。

　コスタ ネオロマンチカのプレゼンテーションのあとには、ライフスタイル系コラムニストなどで活躍する中村孝則氏と支社長の糸川雄介氏を司会進行役に、俳優の高橋英樹さん、フリーアナウンサーの高橋真麻さん親子を迎えたトークショーが開かれた。

　船籍がイタリアということもあり、イタリアの陽気でカジュアルな雰囲気がコスタ ネオロマンチカの魅力と、中村氏と糸川氏が説明。高橋親子も「“船旅は高価”というイメージがあるのに、宿泊に食事代も含まれて4万円台から楽しめることがすごい！」としきりに感心。高橋英樹さんは「自分は歴史好きなので、名所・旧跡が多い日本海を巡る船旅はとても魅力。プールとサウナでゆっくり過ごしながら、歴史をたどってみたい」、真麻さんは「船上ウェディングなら海外で挙式するよりも出席者のハードルも低くて、便利で安上がりかも」と、客船での旅への思いを語っていた。

支社長の糸川雄介氏、ファシリテーターとしてライフスタイル系コラムニストなどで活躍する中村孝則氏に、俳優の高橋英樹さん、フリーアナウンサーの真麻さん親子を迎えたトークショーが開かれた

ライフスタイル系コラムニストなどで活躍する中村孝則氏

俳優の高橋英樹さん、フリーアナウンサーの真麻さん親子

【8月16日20時記事修正】コスタクルーズ日本支社から発売日変更のアナウンスがあったため、該当箇所の記述をあらためました