【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

東北4県1市はそれぞれ趣向を凝らし、祭り、美人、地酒、果物などで“おもてなし”

5人組ガールズダンスユニット「あきたわんわん娘」が今イベントでデビュー

2016年9月22日~25日 開催

岩手県ブースの「岩手おもてなし隊」

 青森県、秋田県、岩手県、福島県、福島市は、個別の出展だが、隣り合った近くにブースを構えている。この東北4県1市のブースをまとめて紹介する。

青森県は立佞武多の模型を展示

青森県のブース。立佞武多の1/5スケール模型を展示

 青森県は、立佞武多(たちねぶた)の1/5スケール模型を展示。実物が約23mの高さがあるので、縮小しても4.6mの高さがありかなり迫力がある。立佞武多は、明治中期~大正初期に五所川原市で行なわれていた伝統の祭り。青森のねぶたと構造は似ているが、高さが20m以上もある山車が特徴。その後、電線の普及により低くなっていたが、1996年に有志により元の高さのものが復元され、1998年から市内を練り歩くようになった。毎年8月4日から8日間開催されている。

縄文遺跡群の解説パネル
ブースの案内人は、ハネトの衣装

岩手県では三陸を体験できる

岩手県ブース

 岩手県は、「なまはげ」に似た鬼のような面をかぶった者が民家を回り戒める「スネカ」や「なもみ」などを紹介。地域によって名前や面が異なっている。ほかにも、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で有名になった三陸の「北限の海女」のフォトスポットや琥珀採掘の体験、ホタテ絵馬体験、三陸鉄道のジオラマなどがあった。

「なまはげ」に似た風習「スネカ」の解説。地域によって呼び名が異なる
「スネカ」の人形展示
三陸の「北限の海女」のフォトスポット
琥珀採掘体験
採掘された琥珀の見本
琥珀採掘体験が自宅でできる琥珀の缶詰
琥珀を使ったネイルもある
三陸鉄道のジオラマ
ホタテにメッセージを書いて吊るす、ホタテ絵馬体験
地サイダー飲み比べコーナー

秋田県ではダンスユニット「あきたわんわん娘」が大人気

秋田県のブースには全高5mの秋田県バルーンがそびえ立つ

 秋田県のブースには全高5mの秋田県バルーンがそびえ立ち、遠くからも目立っていた。ブースはステージが中心で、ほとんどの時間帯はなんらかのイベントが行なわれていた。特に注目を集めていたのが、全員秋田県出身の5人組ガールズダンスユニット「あきたわんわん娘」。記念写真撮影やじゃんけんで犬耳カチューシャをプレゼントをしたり、ステージでダンスをするなどして盛り上げていた。あきたわんわん娘は、このブースでデビューとのこと。

ガールズダンスユニット「あきたわんわん娘」のメンバーのうち3人
記念撮影に応じてくれているが、じゃんけんに勝つと犬耳カチューシャがプレゼントされる
ステージに登場する面々。あきたわんわん娘は5人組
なまり歌弾き語りの「ケースケ&マサ」のステージ
ステージの予定はぎっしり。ほとんどの時間帯でなんらかのイベントが催されていた
アンケートに回答すると福引きができる。大きな秋田犬がお出迎え
福引き当選でもらえるグッズ

福島県は地酒にフォーカス

福島県のブースは酒蔵をイメージ

 福島県のブースは、酒蔵をイメージした作りで、地酒に大きくスポットを当てる展開。お酒の試飲はもちろん、お菓子などの試食もあった。ほかに、甲冑の着付け体験や、伝統工芸の「豆だるま」の絵付け体験、起き上がり小法師の絵付け体験も行なわれていた。

「平成27造酒年度全国新酒鑑評会」金賞受賞の福島県の日本酒を展示
お酒の試飲とお菓子の試食
甲冑の着付け体験
「豆だるま」の絵付け体験
ミス郡山とミス萩姫(福島県磐梯熱海温泉)

福島市はフルーツ試食で盛り上がる

福島市のブース

 福島市は、福島県とは別ブースで出展。こちらでも地酒があったが、ほかに果樹園をイメージしたコーナーを作り、名産のフルーツ試食で盛り上がっていた。取材時はナシの「豊水」の試食を行なっていた。

ナシ「豊水」の試食
ブースの一角が果樹園のような作り
金水晶 大吟醸の試飲
福島市の郷土料理「いか人参」の試食。スルメと人参を漬けたもの
ブース壁面に2016ミスピーチキャンペーンクルーの大きな写真