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JR西日本が所有する最古の量産型国産蒸気機関車が重要文化財に指定

4月29日に開業する京都鉄道博物館で展示

2016年3月11日 発表

重要文化財に指定された230形233号機関車

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は3月11日、同社が保有する230形233号機関車が、文化庁の文化審議会答申を受けて重要文化財(美術工芸品)として指定されたことを発表した。

 230形233号機関車は、国産初の量産型機関車として1903~1904年(明治36年度)に製造され、量産型国産蒸気機関車としては最古のものとなる。同社が所有するものでは、2004年12月に建造物として指定された「梅小路機関車庫」に次いで2件目の重要文化財となった。230形233号機関車は4月29日に開業する京都鉄道博物館で見ることができる。

230形233号機関車は4月29日に開業する京都鉄道博物館で展示される
230形233号機関車の製造銘板。「1903」の文字が見える
230形233号機関車の運転台
2004年に重要文化財(建造物)に指定された、同社所有の「梅小路機関車庫」

【記事修正:2016年3月14日】JR西日本よりニュースリリース内容の訂正が告知されましたので、記事も修正しました。

(編集部:稲葉隆司)