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日米航空交渉、米国便の羽田発着枠は昼間10便を含む1日あたり12便で合意

2016年2月18日 発表

 国土交通省は、2月16日~2月18日に東京で行なわれた日本とアメリカの航空当局間協議、いわゆる日米航空交渉により、2016年冬期スケジュール(2016年10月末)からの米国路線の羽田発着枠は、昼間時間帯(6時~23時)の10便を含む、1日12便で合意したことを発表した。

 現在の羽田発着米国便は、2010年に合意した深夜早朝時間帯(22時~7時)に日米各4便ずつの8便となっており、羽田~サンフランシスコ(JAL、ユナイテッド航空)、羽田~ホノルル(JAL、ANA、ハワイアン航空)、羽田~ロサンゼルス(ANA、デルタ航空、アメリカン航空)の3路線が運航されている。

 2月16日~18日に行なわれた航空交渉は、2014年3月からの羽田空港国際線の昼間時間帯発着枠の第2次増枠を受けてのもので、昼間時間帯の米国便発着枠が焦点となっていた。

 交渉の結果、昼間時間帯の発着枠は、現在の深夜早朝時間帯の発着枠日米各4便を昼間時間帯に移行。これに各1便を加えて、日米各5便計10便とする。

 さらに、深夜早朝時間帯に日米各1便の計2便を追加。1日あたりの発着枠は日米各6便の計12便で合意した。

 具体的な航空会社や路線などは今後、日米各国の手続きを経て決定されるが、今回の合意により、現在は深夜時間帯のみの発着となっている羽田~米国の定期便が、昼間の時間帯にも運航されることになる。

米国路線の羽田発着枠(2016年夏期スケジュールまで)

昼間時間帯:なし
深夜早朝時間帯:日米各4便/日

米国路線の羽田発着枠(2016年冬期スケジュールから)

昼間時間帯:日米各5便
深夜早朝時間帯:日米各1便

(編集部:多和田新也)