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圏央道 境古河IC~つくば中央ICの開通は2016年度内の見通し
開通後は東名高速から常磐道、東関道までが圏央道で接続
(2015/12/10 20:06)
- 2015年12月9日 発表
国土交通省 関東地方整備局ならびにNEXCO東日本(東日本高速道路)は12月9日、共同で整備を進めている圏央道の境古河IC~つくば中央IC間(28.4km)の開通時期について「2016年度(平成28年度)内」との見通しを発表した。
同区間は元々2015年度内の開通が予定されていたが、軟弱地盤がの圧密が予測以上に進行し、地盤沈下が顕著となったことから、8月26日に「軟弱地盤対策検討委員会」の設置を発表するとともに、同区間に対する工事入札の中止を発表。9月には関東・東北の豪雨により工事現場が浸水する被害にも見舞われた。
また、10月28日に行なわれたNEXCO東日本の定例記者会見では、明確な開通日程を「未定」とし、当初予定から遅延する見通しが述べられていた。
12月8日実施された軟弱地盤対策検討委員会で工程が精査された結果、2016年度内に開通できる見通しとなったことを発表。工程の短縮などを行ない、早期開通に努力するとしている。
同区間は圏央道の埼玉県内、茨城県内では最後の未整備区間で東北道と常磐道の間に位置する。同区間が開通することで、東京から放射状に伸びる東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関道の各高速道路が圏央道で接続されることになる。