国土交通省は、4月14日に発生したアシアナ航空機の事故により、仮設機材による運用を行なっていた広島空港の計器着陸装置(ILS)について、本設機材の設置および飛行検査が完了したことを発表した。
運用評価を経て、事故発生前と同様のカテゴリーIIIbの運用を9月19日7時30分(空港の運用開始時間)より再開する。
西側から(滑走路10)の着陸時、5月5日から運用を開始したILS カテゴリーIに対応する仮設機材では、550m以上の視程があることが着陸時の気象条件となっていたが、カテゴリーIIIbの運用再開により視程が100m以上あれば着陸可能となり、事故発生前と同様の安定的な運航が可能となる。