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関西国際空港の地元保育園児が間近に見るJALのボーイング787型機に興奮
関西~ロサンゼルス線復活を祝う見学会を実施
(2015/3/20 19:07)
- 2015年3月20日 実施
JAL(日本航空)は3月20日、関西国際空港~米ロサンゼルス線の定期便を就航する。同路線は2006年10月に運休して以来、約8年6カ月ぶりの復活となる。当初、2015年度の就航を予定していたが、2014年9月に発表された国際線路線便数計画の変更により、2014年度内に就航することとなった。
便名と発着時刻は、関西発~米ロサンゼルス着(15時20分発~09時20分着)のJL60便と、米ロサンゼルス発~関西着(11時20分発~15時50分+1着)のJL69便。なお、航空ダイヤ改正後の3月29日~6月30日の期間は、JL60便が17時30分発~11時50分着、JL69便が13時50分発~18時20分+1着へ変更される。運航はデイリーで週7便。機材はボーイング787-8型機を使用する。
就航日となる3月20日の午前中には、関西国際空港の地元である大阪府泉佐野市の泉佐野ルーテル保育園児を招き、ボーイング787-8機体見学会を開催した。これは、同保育園の取り組みとして、毎年6月上旬の「花の日巡礼」に併せて、園児から関西国際空港スタッフへ花束をプレゼントしてくれており、そのお礼の気持ちを込めて同保育園に声をかけたものだという。参加した園児は年長のつくし組17名、年中のきりん組16名で、年長さんは明日21日が卒園式なのだそうだ。
まず、園児らは、関西国際空港の団体バス乗り場からバスに搭乗。ここで利用されたバスは、JALの関西~ロサンゼルス線就航を記念したラッピングバスだ。そして、ランプへとバスが到着すると、CA(客室乗務員)や地上スタッフ、整備士らに迎えられ、初便に使われるボーイング787-8(JA823J)の前へと降り立った。
機体の見学は、左側面を前方から順番に見学。ノーズギア、エンジン、主翼、尾翼の順に、機体の長さなどの説明を受けながら順に見学していった。なかでも園児たちは、間近に見るエンジンの迫力や、主翼の長さに興奮しているようだった。
その後、年長組の園児がピアニカと合唱を披露したのち、CAの串田さん、整備士の勅使河原さんへ花束とイラストのプレゼント。その場にいたJALスタッフ、空港関係者ら皆が、幸せそうな笑顔に包まれたイベントとなった。
なお、今回園児らを運んだラッピングバスは、関西空港交通、大阪空港交通が、関西国際空港や伊丹空港(大阪国際空港)を発着するリムジンバスの各路線で運行するもの。運航開始は3月21日。
なお、3月21日~3月28日の神戸・三宮~関西国際空港(12時00分~13時15分)、3月29日~4月24日の神戸・三宮~関西国際空港(14時20分~15時25分)、、4月25日~5月31日の大阪駅前(新梅田シティ)~関西国際空港(14時58分~16時10分)については、JL60便搭乗者の利用が見込まれることから優先的にラッピングバスで運行されるという。