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本日解禁! 東海道新幹線の完全個室「スプリームクラスキャビン」に東京駅から乗ってみた【動画あり】

2026年10月1日 導入
東海道新幹線スプリームクラスキャビンに乗ってきた

 JR東海は、東海道新幹線で23年ぶりの完全個室客席「Supreme Class(スプリームクラス)」を10月1日に導入した。

 先行して完全個室タイプの「スプリームクラスキャビン」を投入しており、半個室タイプの「スプリームクラスシート」は2027年度中に運用が始まる。

 詳しいハードウェア的な仕様やサービス内容、料金、予約方法などについては、別途公開している記事で詳しく解説しているが、本稿では実際に東京駅を出発する実車に乗って体験してきた様子をお伝えしたい。

 まずはその所在だが、「スプリームクラスキャビン」は1編成のなかに2部屋のみで、7号車に「最大2名向けの個室」(座席番号は21A)、10号車に「1名向けの個室」(座席番号は21D)を備える。

 どちらも周辺には通常の座席がないので落ち着いた環境を保っており、例えば7号車はそもそもビデオ会議などの声出しも可能なS Work車両だが、通路を挟んで21A個室の向かいは個室ビジネスブースになっている。

 仮にビジネスブースで通話していたとしても、壁2枚を隔てているので大きく静寂を乱されることはないはず。ドアを閉じた状態で会話もしてみたが、特に声を張る必要もないくらいで、上記の動画を見ていただくとドアが閉じた瞬間(26秒付近)に騒音が少し和らぐのが分かるはず。

 10号車についても、(まだ設置していないが)21D個室の周辺は計6席の「スプリームクラスシート」が導入されるので、慌ただしく人の行き交う環境にはならないだろう。

スプリームクラスの乗車位置はホーム上のディスプレイでも案内している
7号車のドアまわり
10号車のドアまわり
ドアの脇や乗車位置にもスプリームクラスのサインがある
11号車側からも乗れる、というだけでスプリームクラスキャビンがあるのは10号車
7号車のスプリームクラスキャビン(最大2名向け、座席番号21A)
ドアの手前から見ると間口こそ狭いが、内部は想像以上に広い

 2タイプの個室は定員こそ異なるが基本構造は同じで、1名向け個室(21D)の奥行きを伸ばして、固定式ソファを加えたのが最大2名向け個室(21A)と考えれば間違っていない。

 その最大2名向け個室は、リクライニング機構を持つメインシートと固定式のソファが向かい合う贅沢な空間で、1人では完全に持て余してしまう広さ。天井までしっかり壁が覆って包まれ感がありつつ、テーブルを折りたたみ+格納式にしたことで空間を確保しており、立ち上がって(数歩ながら)歩き回ることもできる。これまでの新幹線のイメージを覆す、思わず小躍りしたくなるくらいのスペースを実現している。

 座るとその印象はさらに強くなった。頭上の荷物棚をなくしたことで開放感があるため、両脇にすぐ壁があることはあまり気にならない。足を投げ出してもどこかにぶつかることはなく、リクライニングを最大(130度)まで倒すと心地よく眠れそうだ。

 忘れ物が増えそうなので公式な備品としては実現しないかもしれないが、できれば靴を脱いで、スリッパに履き替えて過ごしたい(ロゴ入りスリッパとか……)。

「スプリームクラスキャビン」でシートをリクライニングしたところ
メインシート頭上から最大2名向け個室(21A)を撮ったところ
固定式のソファからメインシートを
メインシートを完全リクライニングさせた様子
窓側の壁に充電用のACコンセント、USB Type-A/Cのポートを備える。リクライニングはタブレットのほか、シート脇のボタンでも操作できる
個室のドアの開閉ボタン。しっかりクリック感があり、不意に空いてしまうことはなさそう
スピーカーを内蔵したヘッドレスト。かなりボリュームを上げても部屋の外までは響かない印象
個室内のタブレットを使って手持ちのスマホなどとペアリングできる
スプリームクラスは専用のWi-Fiアクセスポイントを備えている。目を凝らすと分かるが、船底型の透明ガラスアンテナが窓に貼ってある
こちらは10号車のスプリームクラスキャビン(1名向け、座席番号21D)のドア前