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フランクフルト観光局、コンパクトな街の魅力を紹介。姉妹都市のクリスマス市初開催、横浜も参加予定

2026年9月8日 実施
ドイツ観光局 アジア地区統括局長の西山晃氏(左)、フランクフルト観光局マネージング・ディレクターのヤスミン・ビショフ氏(右)

 ドイツ・フランクフルト観光局は9月8日、都内でプレス向けのセミナーを開催した。フランクフルト市長を含むミッション団が、経済・環境・文化芸術分野で戦略的な交流を行なう「パートナー都市」である横浜市を訪問するため来日したことに伴うもの。

 セミナーでは同観光局マネージング・ディレクターのヤスミン・ビショフ氏が登壇。「フランクフルトが単なるビジネスや金融の都市、あるいはドイツやヨーロッパにおける国際的なハブ以上の魅力を持っていることをお伝えできれば」と語り、フランクフルトでの観光の魅力をアピールした。

ヤスミン・ビショフ氏

 フランクフルトはドイツのほぼ中央にあり、ヨーロッパ第4位の規模を誇るフランクフルト国際空港がある。世界約290都市と接続し、日本からはANAとルフトハンザ ドイツ航空が羽田発着、JALが成田発着の直行便を運航している。

 空港から都市部までは鉄道で約12分。列車は15分おきに運行しており、予約不要だ。ビショフ氏によれば、中心部のコンパクトな地域に観光名所が集中しており、ほとんどの場所が徒歩で移動できる。「コーヒーを楽しんだり、皇帝大聖堂やパウルス教会、レーマー広場といった歴史ある中心部を散策したりと、手軽に観光を満喫できるのが魅力。1~2時間程度の短い滞在でも十分に楽しめる」という。

アクセスのよさとコンパクトなまわりやすさが魅力

 また、美術館巡りも魅力の1つ。フランクフルトには約60の博物館や美術館があり、このうち39館がマイン川沿いを中心とした「ミュージアム・ウーファー」を構成している。39館を2日間利用できる「ミュージアム・パス」があるほか、毎月第3土曜は無料で入館できる。

フェルメールやルノアールなどの絵を鑑賞できる「シュテーデル美術館」

 このほか、ビショフ氏はレーマー広場付近の旧市街、第二次世界大戦で破壊された街並みを復元した「新旧市街」、フランクフルト名物のアップルワインが楽しめる「ザクセンハウゼン」、40棟以上の高層ビルが立ち並ぶスカイライン「マインハッタン」なども紹介した。

各地の見どころや定番のイベントを説明

 加えて、お勧めの写真撮影スポットとして、皇帝大聖堂の塔を紹介した。約300段にもおよぶ階段を上る必要があるが、入場料2ユーロでフランクフルトの美しい街並みを見下ろせるという。

塔の高さは約95m
公共交通機関が無料になり、観光スポットの割引などがある「フランクフルトカード」も紹介

姉妹都市のクリスマスマーケット初開催、横浜も参加予定

 フランクフルトでは、市内各所でクリスマスマーケットを11月23日~12月22日に開催する。今年は新たに、フランクフルトの姉妹都市に焦点を当てたクリスマスマーケットをマイン川沿いで初開催。それぞれの姉妹都市が小さな屋台を出し、各都市のクリスマスや伝統的なものを紹介・販売するもので、横浜をはじめ、フィラデルフィアやリヨンなど日本以外の国の姉妹都市も参加する予定だ。

 このほか、レーマー広場、パウルス広場、スカイライン、ゲーテタワー周辺など、さまざまな場所でクリスマスマーケットを開催。日中から実施しており、ビショフ氏によれば夕方以降は混みあうため、混雑を避けたい場合は15時ごろの訪問がお勧めという。

 フリードリヒ・シュトルツェ広場では、LGBTQ+に焦点を当てた現代的な「ピンク・クリスマスマーケット」を開催。同氏によれば、ピンクや紫色のカラフルな照明が特徴で、LGBTQ+だけでなく誰もが楽しめるという。ドイツ観光局によると、少し変わったクリスマスマーケットとして旅行会社からの反応もよいという。

フランクフルトを拠点に日帰り観光も

 ビショフ氏は交通ハブであるフランクフルトからの日帰り観光も提案。列車で1時間圏内の観光地を紹介し、「事前予約や事前手配は必要なく、思い立ったときにいつでも行ける」とアピールした。

 例えば、ワインの名産地でライン川クルーズのゲートウェイであるリューデスハイムまでは列車で1時間で、ライン川クルーズに予約なしで参加できる。世界遺産のユーゲントシュティール建築で名高いダルムシュタットや、温泉保養地のヴィースバーデンまでは列車で30分だ。

 こうしたフランクフルト・ライン=マイン地域のRMV交通機関が2日間乗り放題になるのが「ラインマインカード」。一部観光スポットの割引もあるのでコストセーブが可能だ。

 このほか、ビショフ氏はハイデルベルクの日帰り観光も提案。特に観光シーズンの夏、ハイデルベルクの宿泊料金が高騰し、予約が取りにくい現状を説明し、フランクフルトでの宿泊を提案した。

小さな都市ならではの楽しみ方