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ムーミンだけじゃない! トーベ・ヤンソンをアーティストとして深掘りした展覧会に行ってみた。会場限定物販も写真で紹介
2025年7月16日 20:00
- 2025年7月16日~9月17日 開催
朝日新聞社は、ヘルシンキ市立美術館協力のもと、「トーベとムーミン展」を六本木・森アーツセンターギャラリーで7月16日~9月17日に開催しています。ここでは、会期前日に行なわれた内覧会の様子をお伝えします。
トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~
会期: 2025年7月16日~9月17日
開館時間: 10時~18時(金土祝前日は20時まで)
会場: 森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階)
観覧料:
[平日]一般・大学生・専門学生2300円、高校・中学生1500円、小学生800円
[土日祝]一般・大学生・専門学生2500円、高校・中学生1600円、小学生900円
※未就学児無料
巡回予定:
[北海道立近代美術館(北海道)]2025年10月1日~11月24日
[長野県立美術館(長野県)]2026年2月7日~4月12日
[松坂屋美術館(愛知県)]2026年4月25日~6月14日
内覧会では、来日したヘルシンキ市立美術館 館長のアルヤ・ミッレル氏とキュレーターのヘリ・ハルニ氏が登壇して開幕を祝福。スペシャルゲストとしてムーミンも登場し盛り上がりました。
「ムーミン」だけじゃない、アーティストとしてのトーベ・ヤンソンを深堀り
本展覧会は「ムーミン」の小説の出版80周年を記念したもので、「トーベ・ヤンソン」と「ムーミンと仲間たち」の2章構成。1章は風刺画、ムーミン小説・コミックスの原画やスケッチ、愛用品などを通してトーベの人生と創作世界を振り返るものとなっています。
森アーツセンターギャラリーでは6年前の2019年に「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」を開催していますが、本展覧会は前回とはがらりと違った趣向になっていました。
「トーベとムーミン展」というタイトルどおり、ムーミンだけではなくアーティストとしてのトーベ・ヤンソンにより深く焦点を当てていて、特に印象的だったのはヘルシンキ市立美術館所蔵の風景画や静物画、自画像などの絵画の数々です。
トーベ・ヤンソンってムーミンだけじゃないんだ!と、改めてその幅広い才能に気づかされ、ムーミンが誕生した背景をより深く知るきっかけになる展示でしたよ。
ちなみに展覧会のサブタイトル“とっておきのものを探しに”は、小説「楽しいムーミン一家」冒頭のスナフキンのセリフ「今日はいいお天気になるらしいから、とっておきのことをしなくちゃね」から来ています。
これについて図録の編集・執筆に携わった内山さつきさんは、「本展覧会の企画が始まったのはコロナや戦争など暗い出来事が重なったころでした。ムーミンの小説にも戦争のことは書かれていて、トーベ自身も反戦という強い思いを持っていたこともあり、“みんながワクワクするような素敵な一日が始まるぞ”というような展覧会にしたいねというチームの思いがありました」と語っていました。
ムーミンの仲間たちが大集合する2章では、小説や絵本、コミックスなどからセレクトされた、たくさんのキャラクターのスケッチや原画を見ることができます。
物販は展覧会限定グッズを中心に紹介!
ここからは物販コーナーを紹介しましょう。まずは本展覧会の公式図録。メインビジュアルのイラストが箔押しされていて、左半分から背表紙にかけては会場の映像で見ることができる壁画のイラストが印刷されています。
個人的なイチオシは、ムーミンママ オペラポーチとムーミンママ オペラトート。使われているオペラのパンフレットの原画イラストは最初の部屋で見ることができますよ。お見逃しなく!
展覧会を観たあとはコラボレーションカフェへGo!
六本木ヒルズ森タワー52階のミュージアムカフェ&レストラン「THE SUN&THE MOON」では、展覧会の会期中、ムーミン谷の仲間たちをモチーフにした料理とスイーツを期間限定で楽しめます。展覧会を観たあとは、さらにムーミンの世界に浸りながらお腹を満たしてみては?
「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」コラボカフェ
提供期間: 2025年7月16日~9月17日
提供時間: 11時~22時(フードLO 21時、ドリンクLO 21時30分)
会場: THE SUN&THE MOON(cafe) 六本木ヒルズ森タワー52階
©Moomin Characters™ ©Tove Jansson Estate










































































