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7月18日開通の京都縦貫道 京丹波わちIC~丹波IC間を事前公開

京都縦貫道の全線約100kmが全通へ

2015年7月1日 公開

2015年7月18日 開通

京都縦貫自動車道京丹波わちIC近くの広野高架橋から広野トンネルを見る

 京都縦貫自動車道は、2015年7月18日の14時に京丹波わちIC(インターチェンジ)~丹波IC間が開通することで約100kmが全線開通となる。これにより、京都縦貫自動車道、舞鶴若狭自動車道、北陸自動車道、名神高速道路を合わせて、約300kmに渡る琵琶湖周辺の周遊観光ルートが形成される。開通に先立ち、京丹波わちIC~丹波IC間の主要ポイントが報道陣向けに公開されたのでレポートする。

 開通前に公開された18.9kmは、船井郡京丹波町に周辺位置する緑豊かな山間部で、8のトンネルと16の橋梁がある。ほぼ片側1車線で一部片側2車線部分となっている。今回詳細に公開されたポイントは、丹波ICと京丹波みずほIC、京丹波わちIC、新瑞穂トンネル、京丹波PA(パーキングエリア)だ。

京都縦貫自動車道の概要
7月18日に開通する18.9km区間の詳細

 開通区間のもっとも南側となる丹波ICは、その南側区間はすでに供用されている。その手前の部分の丹波ICが公開された。

北側の京丹波みずほICから向かい、丹波IC直前の須知トンネル。丹波ICまで900mの表示
丹波IC出口の分岐
本線行き止まりの先の状態
丹波IC出口分岐先のようす。丹波ICの大山崎JCT方面行きはすでに車が走行している
北の京丹波わちICを見る。すぐに須知トンネルがある

 丹波ICから京丹波みずほICに向かって2km付近には、開通区間で唯一のPA/SAとなる京丹波PAがある。高速道路からの利用のほか、一般道からもアクセスが可能で、道の駅「京丹波 味夢(あじむ)の里」とネーミングされている。一般道からの来場向けの駐車場も用意されている(一般道から高速道路への乗り入れは不可)。道の駅としても京都縦貫道の全線開通と同時にグランドオープンする。

京丹波PA入口付近。丹波IC方面に向かって走行中
京丹波PA表示板
各所に逆走防止用の看板が目立つ
京丹波PA「味夢の里」建物外観全景
施設の近景
外に面した軽食売り場
外のトイレ建物
トイレの入口
一般道から入った車の駐車場が建物の背面側にある
一般道用駐車場横にある大きな屋根のある施設。イベント会場として使われるとのこと
建物通路から一般道向けの駐車場を眺める
エントランスから建物内に入った眺め
中央に位置する情報ステーション
一番大きな食堂「丹波大食堂」
もう1つの食堂「丹波里山レストラン Bonchi」。どちらのレストランも眺望がとてもよい
厨房がガラス張りになっていて、作業が見える
建物内部にもトイレが設置されている

 食堂などとは別棟として「京丹波マルシェ」と銘打った、地元特産品を扱う施設が用意されている。丹波栗や黒豆の丹波黒、米、野菜、特産加工品などが販売される予定だ。

「京丹波マルシェ」という施設が併設されている
地元の野菜などが販売されるコーナー
お土産物などが販売されるコーナー

 開通区間のちょうど中間には京丹波みずほICがあり、ここは今回の開通で唯一新たに新設されるICとなっている。

南の丹波IC側から京丹波みずほICへの走行中。近づくと2車線区間が現れる
京丹波みずほICまで500m付近で2車線になる
京丹波みずほIC付近の本線上。2車線になっている
京丹波みずほIC出口分岐
本線上からみた京丹波みずほIC料金所全景
京丹波みずほIC料金所
京丹波みずほIC料金所ゲート正面
京丹波みずほICを出ると、国道173号線に接続する

 山間を縫って走っていることもあり、トンネルと高架橋が多い。その中でももっとも労力がかかったとされる、京丹波わちICと京丹波みずほICの中間地点にある全長2906mの新瑞穂トンネルが公開された。

トンネルが多い区間になっている。多くの部分で1車線でトンネルがある
高架橋部分も多い
新瑞穂トンネル
新瑞穂トンネル。出入口部分から内部を見る
新瑞穂トンネル。内部走行中
京丹波わちIC。本線はこの先で1車線になる。逆方向の出口はすでに使われていて車が走行しているのが見える

 なお、7月12日には開通記念フリーウォークイベント(受付締め切り済み)が、開通日の7月18日には開通式典が開催される。こちらも続けてレポートをお送りする予定だ。

 この京都縦貫道開通に合わせ、「京都・若狭・琵琶湖周回ドライブキャンペーン」が7月18日~11月15日に実施される。「京都縦貫道全通記念周遊ドライブパス」では、お得に琵琶湖を周遊することができる。詳しくは下記URLの当該記事を参照して欲しい。

村上俊一