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東京都交通局、「2015路面電車の日」記念イベントを開催
ウニモグベースの軌陸車も
(2015/6/8 15:29)
- 2015年6月7日 開催
東京都交通局は6月7日、「2015路面電車の日」記念イベントを荒川電車営業所(東京都荒川区)で開催した。路面電車の日は6月10日が「ろ(6)テン(10)」(路電→路面電車)と読めることから制定されたもので、日本各地の事業者によりキャンペーンやイベントが行われる。東京都交通局では毎年この時期にイベントを実施しており、鉄道ファンはもちろん家族連れなど3500人から4000人ほどが訪れるといい、10時のオープンを前に入場を待つ列ができていた。
今年のイベントの目玉は8505号車と今年で引退する7026号車による車両撮影会。8505号車は新たに都電荒川線のマスコットキャラクター「とあらん」のラッピングが施されての登場で、多くのファンがカメラを向けていた。なお、8505号車はイベント後からダイヤに組み込まれ運用される。また、お昼過ぎには「とあらん」に加え、都バスのマスコットキャラクター「みんくる」の着ぐるみも登場、撮影会に華を添えた。
数多くのイベントが開催されていたが、人気が特に高かったのは廃車となった車両から取り外したパーツの販売、レール締めを体験できる「お子さま体験コーナー」の2つ。パーツ販売は8800系の前面パネルや停留所などに設置される大型の時計といった大物が並べられていたが、お昼前にはほぼ完売状態という人気ぶり。一方の体験コーナーも開場直後から家族連れが並び、すぐに30名の定員に達し締め切りとなった。
そのほか鉄道各社や沿線商店街による販売コーナーには、限定グッズやコラボスイーツなどが並び、多くのファンで賑わっていた。