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2025年は太陽の極大期でオーロラ観賞の絶好機。アラスカ州アンカレジ観光局が醍醐味語る
ハワイアン航空は成田~シアトル線を就航
2025年4月14日 12:37
- 2025年4月9日 実施
アンカレジ観光局は4月9日、アラスカ州と州内最大の都市アンカレジの観光について、報道向けに説明会を実施した。アラスカ航空グループとなったハワイアン航空関係者も同席し、5月13日から成田発シアトルの直行便が就航することの報告もあった。
アンカレジ観光局 日本事務所の南部貴子氏が司会進行と通訳を務め、アンカレジ観光局 日本/アジア 営業部長のウォング・アレックス氏がアンカレジの概要を解説した。
観光先としてアンカレジという都市、そしてアラスカ州と聞いてピンとこない読者も多いだろう。まず、もっとも基本的なこととして補足しておくと、アラスカ州はカナダよりも北側に位置し、北極に近いが国としてはアメリカだ。カナダを挟んだ飛び地となっている。
西海岸を見るとシアトルの北でカナダになり、ここからアラスカ州東南部のケチカンまで、陸路はアメリカとしてはつながっていない。とはいえ、空路で最大都市アンカレジに入ってしまえば、そこはアメリカ。雪山を含めた大自然を満喫したいなら観光しないのがもったいない、とても観光しやすい環境が整っている。
北極に近いためオーロラ見学も醍醐味のひとつ。今年も含め近年太陽活動が活発な極大期となっていて、とてもオーロラが発生しやすい状況になっている。太陽活動周期は11年。今を逃すと10年近く待たなくてはならないワケで、今年はオーロラ観賞の好機ともなっている。
アラスカ州は、東南部(アラスカの州都ジュノーがある)、中南部(アンカレジがある。キナイ半島とマタヌスカ渓谷まで)、西南部(アリューシャン列島とコディアック島)、中央部(デナリ国立公園とフェアバンクスがある)、北極圏(北極圏境界線より北側)の5エリアに分類できる。アンカレジは中南部に位置し、都市と自然が共存する街。もちろん宿泊施設はとても充実している。
観光客は圧倒的に夏が多く、秋から冬にかけては航空運賃やホテルが安くなり、リーズナブルに観光ができる。冬の観光客も少しずつだが増えてきているそうだ。夏は日照時間が長いためオーロラ観賞には不向き。オーロラシーズンは8月中旬から。ウインタースポーツなどの雪の自然を楽しみたいなら冬だろう。
続いて、ハワイアン航空 日本地区営業本部長の伊東智浩氏が、同社のアンカレジへの空路ネットワークを解説した。そもそも「ハワイアン航空なのに、なぜにアラスカへ?」と思うかもしれないが、2024年12月にアラスカ航空はハワイアン航空を子会社化し、同じグループになっている。
1つの航空会社だが、当面それぞれのブランドは維持したまま運航する。米国第5位の航空会社で、航空連合はワンワールド。両航空会社は、どちらも地域に根ざし90年以上の長い歴史を持つ。
シアトルをハブとした国際線ネットワークを今後広げていくにあたり、その第1弾として、5月13日から成田発シアトルの直行便をハワイアン航空として就航する。毎日1便を運航し、乗り継ぎでアンカレジには当日夕方に到着することができる。
「ハワイアン航空とアラスカ航空が合併したスケールメリットとして、アンカレジへ多様な行き方ができるようになった。1つの提案としてハワイ(ホノルル)を経由することも可能。旅のオプションとして覚えておいていただきたい」(伊東氏)とのこと。乗り継ぎ時間は長めだが、ハワイに寄るのであれば、ちょっとした観光も楽しめるだろう。
成田~シアトル便はエアバス 330型機で運航し、フルフラットシートのビジネスクラスが18席、足元に余裕のあるエクストラ・コンフォートが68席、エコノミークラスが192席。
ビジネスクラスはシアトルでアラスカ航空のラウンジを利用でき、機内は専用のアメニティも用意する。エクストラ・コンフォートでも通常とは異なる専用アメニティを備え、追加料金はリーズナブル。成田からシアトル間のフライトは長めなので、うまく活用するとよいだろう。
また、回線にStarlinkを使ったWi-Fiを導入し、エコノミーを含め機内すべてのシートでインターネット接続を無料で利用できる。「誇張しているのではなく、YouTubeなどストリーミングを機内で楽しめる」(伊東氏)という。
さらに、アラスカ鉄道 シニア・パッセンジャーセールス・エグゼクティブ - クルーズ、トラベル・トレード、トレーニングのトレーシー・ザドラ氏が、アラスカ鉄道について解説した。アラスカ鉄道は、南からスワード~アンカレジ~タルキートナ~デナリ~フェアバンクス間で運行している。雄大な自然の風景とともに、食事も楽しめる観光列車だ。
このほか、オーロラのツアーを行なうグレートランド・アドベンチャー マーケティングマネージャーのスティーブン・バグノ氏がツアーを紹介した。オーロラツアーはアンカレジが8月21日から、フェアバンクスが8月28日から実施する。どちらも期間は4月14日まで。いずれもクルマで移動が3時間以内、もしオーロラに出会えなかったら次回ツアーが無料になるという。ほかにも、マタヌスカ氷河のツアーも手掛けていて、氷河の上を歩くことができるそうだ。
最後に、現地での移動手段確保やツアー会社と日本の旅行客をつなぐ役割を担うアメリカパシフィックツアーズ(A&P)代表取締役社長の大内喜章氏が、アラスカ旅行の魅力を解説した。同社はアンカレジに本社があり、東京に支社を持ち、現地のツアーをコーディネイトする業務を行なう。日本人向けの団体旅行の手配では強い味方になってくれる。
最後に、会場で流されていたオーロラの写真をいくつかお見せしておこう。こういうオーロラが体験できるはずだ。
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