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万博会場のEVバスは「自動給電」と「自動運転」の2タイプ。運転間隔は3~5分

2025年4月13日~10月13日 開催
会場内を走るEVバス「e Mover」

 4月13日に「大阪・関西万博(EXPO2025)」が大阪・夢洲で開幕する。ここでは、会期に先立ち実施したメディアデーでの会場内の様子をお伝えする。

 およそディズニーランド3個分という万博会場は、すべて歩いて巡るにはあまりにも広すぎる。1人用のパーソナルモビリティなども存在するが、数に限りがあるため、端から端など大きな移動をするなら会場内の循環電気バス「e Mover(イームーバー)」を利用するのがお勧めだ。

 会場には6つの停留所が存在し、東西のゲート付近とリング外周部に配置されている。この6か所を約100台のバスが時計回りと反時計回りで運行し、おおむね3~5分間隔で次のバスがやってくる見込み。

 料金は1回乗車が400円、1日乗り放題券が1000円。e METROアプリ(Android版/iOS版)、Osaka Metroのチケット販売ページ、または停留所の決済端末から購入できる。

 なお、e Moverは2タイプ存在しており、道路に埋め込んだコイルから給電しつつ走行する「自動給電バス」(9時~21時15分ごろ運行)と、運転手なしで走行するレベル4の「自動運転バス」(9時台~16時台運行、当日予約制)がある。

e Moverを斜め後ろから
東ゲート南停留所
停留所周辺には待機中のバスも多数見られた
停留所には料金と運行案内のほか、バスの現在位置を示すリアルタイム表示もある
バスはコンパクトなので1台あたりの定員は少なめだが、全体で約100台のe Moverを用意しているので、次のバスはすぐ来る
リング東停留所~西ゲート南停留所の間は大屋根リングの内側を走行する。南側に大阪湾を望むルート
自動給電についての案内ラベル
バスのなかにはUSB Type-Aの充電ポートも
Osaka Metroが公開している運行ルート。時計回り/反時計回りともに会場の外周を巡る
西ゲート南停留所、リング東停留所、東ゲート北停留所については、時計回りルートでは停車しないので注意したい

e Mover停留所

【1】西ゲート北ターミナル: 時計回り○、反時計回り○
【2】西ゲート南停留所: 時計回り×、反時計回り○
【3】リング東停留所: 時計回り×、反時計回り○
【4】東ゲート南停留所: 時計回り○、反時計回り○
【5】東ゲート北停留所: 時計回り×、反時計回り○
【6】リング西ターミナル: 時計回り○、反時計回り○