太平洋フェリー、スマホ画面が搭乗券・ルームキーになる「スマート乗船」開始。車両なしなら手続きなしで乗船口へ行ける

太平洋フェリー、「スマート乗船」開始

　太平洋フェリーは、モバイルQR搭乗券による乗船手続きの簡略化と搭乗券QRを使って個室と女性専用室の鍵を解錠することができる「スマート乗船」を1月26日から導入する。

　サービスの開始日は、「きそ」が1月26日～、「きたかみ」が2月24日～、「いしかり」が3月13日～を予定している。

　同サービスの導入により「モバイルQR搭乗券が配信済みで、車両なし」の人は手続きなしで直接乗船口へ、「モバイルQR搭乗券が配信済みで、車両あり」の人も新たに導入する車両ステッカー発券機を利用することでスムーズに乗船手続きを行なえる（対象外の人は港有人窓口での手続きが必要）。また、これまで必要だった手続き時の車検証提示も1月26日以降は不要となる。

車両ステッカー発券機（イメージ）

　モバイルQR搭乗券は、インターネット予約かつ乗船前日までにWeb乗船名簿登録・事前決済等の条件を満たした人に対して、乗船当日の出港3時間前を目安に予約時に指定したメールアドレスにURLが配信される。

　今後、電話予約に関しても、事前決済とインターネット上での名簿登録を済ませることでモバイルQR搭乗券を利用できるように対象範囲を拡大予定だという。

モバイルQR搭乗券（イメージ）

　同サービスの利用時は、個室等級（スイート客室・特等客室・1等客室）、女性専用室の扉に設置されたバーコード読み取り部に搭乗券のQRをかざすことで鍵が解錠する。また、これまでのICカードキーと違い下船時のカードキー返却は不要。

QRルームキー（イメージ）