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ついに完成「ららアリーナ 東京ベイ」を見てきた! VIP席もある1万人収容、千葉ジェッツ 富樫選手らがお披露目イベントに登場

7月にミスチルこけら落とし公演

2024年5月29日 実施

大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」お披露目イベントで全貌公開

 三井不動産とMIXIは5月29日、収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(千葉県船橋市浜町2-5-15)で記者説明会とお披露目イベントを行なった。

 4月17日に竣工を迎え、7月6日~7日に開催されるこけら落とし公演「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」を皮切りにいよいよ本格稼働となる、ららアリーナ 東京ベイ。JR南船橋駅から徒歩6分に立地し、同駅直結の商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス TOKYO-BAY」にもほど近く、アリーナに訪れた客が食事や買い物をして1日回遊できるような環境が整備されている。

2022年2月に着工し、2024年4月17日に竣工を迎えたばかりの新アリーナ

 アリーナは地上4階建て、延床面積約3万1000m2に、観客席全4フロアで構成される。1階はアリーナ席、2階/4階はスタンド席、そして3階はVIPエリアとし、個室でアリーナを一望しながら食事もできるVIPルーム(19室)、VIPルーム専用のスタンド席、ガラス面がなくより臨場感を味わえるというバルコニー席、ファン同士が交流できるVIPラウンジなどを設けている。

 アリーナ中央には、約423インチの昇降式センタービジョンを吊り下げ、アリーナ内を囲む全長120mのリボンビジョンを常設するなど、映像や音楽を駆使したエンタメ感あふれる多様な演出ができるのも特長。

約423インチの昇降式センタービジョンで多彩な演出を実現。音響の迫力もすごい
1階はアリーナ面で、可動席を使うとセンターステージ/エンドステージの2方式が可能。2階/4階はスタンド席。選手や演者と客席の距離が近く感じられ、より臨場感を味わえるよう、すり鉢型のボウルデザイン
3階はVIPエリア。個室でアリーナを一望できるVIPルームや専用スタンド席、ファン同士が交流できるVIPラウンジなどを設けている。ボールの素材で作られた装飾やボールモチーフのインテリアもあちこちに

 また2024~25年シーズンからは、MIXIが経営するプロバスケットボールチームであり、Bリーグ1部に所属する「千葉ジェッツふなばし」のホームアリーナとしても使用されることが決定しており、バックヤードには千葉ジェッツの選手専用ロッカールームも完備。

 バスケ以外には、サッカーやフィギュアスケートなどのスポーツイベント、音楽コンサート、展示会など、さまざまな用途を想定した設計となっている。

千葉ジェッツ選手専用ロッカールーム

 外観デザインは、ここ南船橋が誕生の地である商業施設ららぽーとの“ポート(港)”と千葉ジェッツのチーム名由来でもある“ジェット機”から着想したもので、船の航跡とジェット気流をイメージした有孔アルミパネルで躍動感を表現。

 アリーナの特徴的なすり鉢型のボウルデザインは、選手や演者と客席の距離が近く感じられ、より臨場感を味わえるようにしたもの。内観は“空港”をテーマに、素材感や色味を意識したシンプルで美しいデザインを取り入れた。

“ジェット機”から着想を得た外観デザイン
内観は“空港”がテーマ。歩いてすぐの場所にはJR南船橋駅と三井ショッピングパーク ららテラス TOKYO-BAYなどの商業施設が点在し、食事や買い物も楽しみやすい
イベントや試合のワクワク感を盛り上げる壁面アートなども施している

 このほか正面エントランスのある2階フロア南北には、計4か所のフード&ビバレッジを設置。イベントによってはコラボニューなども販売していく。また、アリーナに併設するかたちで約720m2の「SUB ARENA(サブアリーナ)」を構え、競技の練習場やイベント時の物品販売スペースなどとして活用していく。

計4か所のフード&ビバレッジを設置
「SUB ARENA(サブアリーナ)」も併設

 この日、アリーナ開業を記念して行なわれたお披露目イベントでは、近隣住民や三井ショッピングパークポイント会員、千葉ジェッツのブースターなど約1000名の一般客が来場。主催者を代表して三井不動産 代表取締役社長 植田俊氏とMIXI 代表取締役社長 木村弘毅氏が挨拶した。

 また、来賓として船橋市長 松戸徹氏、日本バスケットボール協会 会長 三屋裕子氏、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ チェアマン 島田慎二氏らが出席。

 このほか特別ゲストに千葉ジェッツ 富樫勇樹選手、プロフィギュアスケーター 宇野昌磨さん、船橋市在住の梨の妖精ふなっしーが登場。テープカットセレモニー、チアリーダーズのパフォーマンス、トークショー、現役選手たちによるフリースロー対決などで会場を沸かせた。

千葉ジェッツ 富樫勇樹選手
プロフィギュアスケーター 宇野昌磨さん
千葉ジェッツ チアリーダーズによるオープニング演出
千葉ジェッツ 富樫勇樹選手、金近廉選手、原修太選手がフリースローを披露
千葉県船橋市在住の梨の妖精 ふなっしーもイベントに駆けつけた

 三井不動産 植田社長は冒頭、「皆さま大変お待たせしました。いよいよ、ららアリーナ 東京ベイがオープンします」と切り出し、「我々グループは従来よりスポーツとエンタメの力を活用した感動のある街づくりを推進してきました。ここはまさに、そのコンセプトを体現する施設であり、当社として記念すべき初のアリーナ事業でもあります。40年以上にわたり商業施設などを展開してきた南船橋の地で、熱狂・感動・興奮を届けていきたい」と強調。

三井不動産株式会社 代表取締役社長 植田俊氏

 また地元・千葉ジェッツは、2016年のBリーグ開幕から4シーズン連続で観客動員数1位を誇る人気・強豪チームである一方、現在の本拠地・船橋アリーナでは多くの観戦希望者がチケットを購入できないなどの環境整備に課題があった。ららアリーナ 東京ベイが新たなホームになることで、収容客数は約2倍に増加する。

株式会社MIXI 代表取締役社長 木村弘毅氏

 MIXI 木村社長は今後ついて、「“バスケ観戦の新たなスタンダート”となるアリーナを目指します。ソフトとハードの融合、これまでゲーム開発などで培ってきたARなどの最新技術、エンタメ性を駆使し、選手と観客が一体になって盛り上がれる演出をプロデュースしたい」と話し、会場に集まったブースターたちに向けて10月開幕の新シーズンへ意気込みをみせた。

船橋市長 松戸徹氏「ブースターの皆さんだけでなく、船橋市としてもさまざまな期待を持って完成を望んできた。地域住民や建設に携わったすべての関係者に感謝したい」
公益財団法人日本バスケットボール協会 会長 三屋裕子氏の「とてもいいアリーナ。千葉ジェッツ ブースターの皆さん、うらやましいぞー!」という呼びかけで会場が歓声に沸く場面も
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ チェアマン 島田慎二氏
株式会社千葉ジェッツふなばし 代表取締役社長 田村征也氏

 なお、Mr.Childrenによるこけら落とし公演後の直近では、7月27日~28日に宇野昌磨さんらが出演するアイスショー「THE ICE 2024 東京公演」、9月21日~23日には「ディズニー・オン・アイス “Find Your Gift”」など予定。

 また、南船橋エリア3つの商業施設(ららぽーと TOKYO-BAY、ビビット南船橋、ららテラス TOKYO-BAY)では、税込み5000円以上買い物すると「THE ICE 2024 東京公演」観覧チケットやお食事券などが抽選で当たるキャンペーンも実施している。詳細は各施設の公式サイトを確認いただきたい。

サブアリーナで行なわれた記者説明会では、三井不動産株式会社 常務執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長 若林瑞穂氏とMIXI 木村社長が登壇し、各社の事業や施設の取り組みについて紹介
三井不動産とMIXIがスポーツエンタテインメントを通じた地域貢献を目指す
「THE ICE 2024 東京公演」観覧チケットやお食事券などが抽選で当たるキャンペーンもららぽーと TOKYO-BAY、ビビット南船橋、ららテラス TOKYO-BAYで実施中