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東京都、自転車ヘルメットの報告書公開。非着用の転倒による頭部への影響を動画で

2024年3月11日 公開

東京都が「自転車用ヘルメットの着用と安全な使用」の報告書を公開

 東京都生活文化スポーツ局は3月11日、道路交通法の改正で自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務になったことを受けて、「自転車用ヘルメットの着用と安全な使用」の報告書を公開した。

 報告書では、都内在住で週1回以上自転車を利用する2016名にアンケートを実施。過去5年間で接触・衝突・転倒した、しそうになったのは全体の約4割。そのうちヘルメット非着用は86.1%だった。

 市販ヘルメットの安全性についての検証結果は動画でも公開しており、「単独転倒で縁石に側頭をぶつけた場合」と「自転車同士の接触で互いの頭部をぶつけた場合」という2例で、頭蓋骨にかかる応力や脳にかかる圧力について、シミュレーション映像でまとめている。

 また、自転車用として販売しているヘルメットとそうでないものの性能差(衝撃吸収能力)や、繰り返し衝撃を受けるとシェルや内部のライナーが損傷して性能が低下することなども映像になっている。

 これらを踏まえて、報告書では「着用促進の必要性」「かぶりたいと思うヘルメットの実現」「折り畳み式や車両への収納など着用しやすい環境整備」「適切な使用法の周知」を課題として挙げている。

報告書の一部
ヘルメット着用効果に関するコンピューターシミュレーションその1(自転車単独の転倒)
ヘルメット着用効果に関するコンピューターシミュレーションその2(自転車同士の衝突)
自転車向けに市販されているヘルメットの性能試験