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星野リゾート、山代温泉「界 加賀」で北陸応援割対象の「加賀の文化づくしプラン」
2024年3月8日 20:30
- 2024年3月8日 発表
星野リゾートが運営する「界 加賀」は、北陸応援割対象の「加賀の文化づくしプラン」を1日1組限定で提供する。
プランには、ご当地部屋「加賀伝統工芸の間 露天風呂つき客室」の宿泊のほか、特別会席「のどぐろと鮑の会席」、ご当地朝食、金継ぎいろは、3月13日開業のラウンジ利用が含まれる。料金は1泊5万3750円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)のところ、北陸応援割を適用することで3万3750円となる。
なお、予約方法と対象期間は、石川県と事務局による今後の発表に準じるとのこと。
界 加賀の客室は、「九谷焼」「山中塗」「水引」「加賀友禅」といった石川県が誇る代表的な4つの伝統工芸が随所に配されている。客室の表札や部屋の鍵のキーホルダー、茶器にはいずれも界 加賀のために地元作家が手がけたオリジナルの九谷焼を採用。内装には、九谷焼のデザインタイルや山中塗の漆が施されたオリジナルのアートワークの壁掛けも活用している。このほかにも、障子には水引が、ベッドルームには加賀友禅をモチーフとしたパネルがあしらわれている。
地元の伝統工芸品である九谷焼は、陶器の白地に久谷五彩と呼ばれる装飾を施すのが特徴。夕朝食で使用する器や客室の茶器にかけや割れが生じたときには、スタッフが金継ぎで修復している。2023年4月に開設された「金継ぎ工房」では、修復作業に参加する「金継ぎいろは」も体験可能。毎日10名限定だが、同プランでは15時30分からの「金継ぎいろは」に参加できる。
食事では、特別会席「のどぐろと鮑の会席」で北陸の味を満喫。鮑はわかめで包み込み、せいろでやわらかく蒸しあげる。わかめに染み込んだ鮑の風味と、鮑にほんのりうつったわかめの旨みの両方を堪能することが可能。「白身のトロ」とも呼ばれるのどぐろは、旨みをギュッと閉じ込めた「のどぐろ土鍋ごはん」として提供する。
3月13日には、新たにラウンジがオープン。山城温泉街の表通りに面した伝統建築棟2階に位置しており、窓には伝統建築の趣の1つである紅殻格子をあしらった。薄暮から宵にかけて、差し込む光と影がゆらめく。同ラウンジでは、九谷焼や山中塗などの伝統工芸品の器にお酒とおつまみを合わせ、夕食後の落ち着いた時間を過ごすことができるという。
さらに、金沢市の無形民族文化財に指定されている伝統の加賀獅子舞を独自にアレンジし毎日21時30分から上演。地元の工芸作家や民俗芸能チームの協力を得て、振付や衣装、音楽をすべてオリジナルで製作した。武家文化の伝統はそのままに、新しい加賀獅子舞を毎晩スタッフが披露する。
「北陸応援割」について
政府が発表した「北陸応援割」は、令和6年能登半島地震の影響により落ち込んだ北陸4県の観光需要を回復するため、国内外から訪れる人に対して旅行代金(宿泊商品や交通付き宿泊旅行商品)の最大50%を助成するというもの。
3月16日~4月26日宿泊分(4月27日チェックアウト含む)に適用され、参画する宿泊施設での直接予約ほか、各県が定める旅行会社・OTAなどで順次予約を受け付ける。
割引対象
2024年3月8日以降の予約
※石川県は3月12日以降の予約
割引限度額(1予約1人あたり)
宿泊のみ: 最大2万円
交通付き宿泊旅行商品(1泊): 最大2万円
交通付き宿泊旅行商品(2泊以上): 最大3万円
周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上): 最大3万5000円