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ジブリパーク、新エリア「もののけの里」オープン。エミシの村とタタラ場をもとに里山的風景をイメージ

2023年11月1日 開業

ジブリパークの新エリア「もののけの里」をオープンした

 ジブリパークは、新エリア「もののけの里」を開園した。オープンに先立ち、エリアの入口ゲート前で「もののけの里 開園式典」を行ない、事業主体・愛知県の大村秀章知事やスタジオジブリの宮崎吾朗監督をはじめとする関係者がテープカットで開園を祝った。

 もののけの里は、「もののけ姫」に描かれたエミシの村とタタラ場をもとに、和風の里山的風景をイメージしたエリア。愛・地球博記念公園で里山づくりに取り組む「あいちサトラボ」の区域に隣接し、一体となった景観が広がる。「タタラ場」(体験学習施設)や「乙事主(おっことぬし)」(滑り台)、「タタリ神」(オブジェ)のほか、売店の「もののけの里 休憩処」を有する。

関係者がテープカットで開園を祝った

 タタラ場は、作品に登場する建物「タタラ場」をモチーフにした体験学習施設で、草屋根が敷かれている。開園時は、愛知県などの山間部を発祥とする郷土料理「五平餅」の炭火焼体験が可能。炊いた米をつぶして串に巻きつけ、タレをつけて焼いた郷土料理で、好みのタレをつけて七輪の炭火で焼く体験ができる。タレの味はくるみみそ、しょうゆ、ナポリタンで、体験料金は1名1200円。

タタラ場
五平餅

 作品に登場するキャラクター「乙事主」をモチーフにした遊具は、背中部分が滑り台になっている。白い毛並みをカラフルなタイルや玉石で表現している。

乙事主

 作品に登場するキャラクター「タタリ神」を模したオブジェは、カラフルなタイルで彩られている。近くにはエミシの村にある「物見やぐら」が位置している。

タタリ神

 もののけの里 休憩処では、乙事主やタタリ神のマスコット、干し肉をはじめとしたもののけの里にちなんだオリジナル商品に加え、ほっとひと息つける飲料を取り扱っている。エリアの雰囲気に合わせた石置屋根仕様で、2005年開催の愛知万博で「サツキとメイの家」の隣に建てられた管理棟を移築した。

もののけの里 休憩処

 タタラ場の裏には、実際に炭を焼ける炭焼き小屋がある。もののけの里に隣接する「あいちサトラボ」で当初の拡張計画にあった取り組みの内容を反映し、体験学習施設のタタラ場と炭焼き小屋を造った。

炭焼き小屋