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新1万円札の顔・渋沢栄一の生誕地「中の家(なかんち)」リニューアルオープン

2023年8月10日 オープン

渋沢栄一の生誕地「中の家(なかんち)」リニューアルオープン

 埼玉県深谷市は、渋沢栄一の生誕地「中の家(なかんち)」(埼玉県深谷市血洗島247-1)を大規模改修し、8月10日にリニューアルオープンする。

 2019年から改修工事は行なわれており、耐震補強や瓦屋根や壁など細部に至るまで復元されている。また今回のリニューアルオープンに合わせ、外部からの見学のみとなっていた主屋内部が立ち入り可能になった。上座敷や当時蚕室として使用された2階などを見学できる。

座敷
渋沢栄一アンドロイド
渋沢栄一アンドロイド・シアター

 渋沢栄一アンドロイド・シアターでは、栄一自身の少年時代や思い出話、フランス・パリでの出来事を80歳ころの渋沢栄一アンドロイドが語る。

カマド跡説明文
カマド跡

 また、今回の工事中に新たに見つかった主屋床下の遺構の1つ「煉瓦製カマド跡」を現状保存し、常設公開する。栄一が中心となって設立した日本煉瓦製造株式会社で作られたと分かる「上敷免製」の刻印を確認できる。

大河ドラマ館セット(台所)
大河ドラマ館セット(囲炉裏)

 さらに「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」の展示物の一部も主屋にて公開される。劇中の「中の家」を再現したセットや撮影で使用された衣装や小道具も展示される。

記名瓦(小林優仁さんのみ本人直筆)

 2021年大河ドラマ「青天を衝け」の出演者4名の名前が記入された屋根瓦も実際に主屋の屋根に使われており、実物を見ることはできないが、今後写真パネルを作成し展示する予定。