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東京・千鳥ヶ淵の夜桜が幻想的にライトアップ。雨のなか、千代田区長らが4年ぶり点灯式に臨む

「千代田のさくらまつり」3月24日~4月4日

2023年3月24日~4月4日 開催

「千代田のさくらまつり」が4年ぶり開催。初夜には点灯式が執り行われた

 千代田区と千代田区観光協会は、東京の桜の名所・千鳥ヶ淵で「千代田のさくらまつり」を開催する。期間は3月24日~4月4日。

 初日24日夜には、千代田区長の樋口高顕氏、千代田区観光協会会長の藤井隆太氏、来賓の千代田区議会議長 桜井ただし氏ら3名が出席し、見どころの1つである「夜桜ライトアップ」の点灯式が執り行なわれた。

左から千代田区長 樋口高顕氏、千代田区観光協会会長 藤井隆太氏、千代田区議会議長 桜井ただし氏

 コロナ禍を経て4年ぶりの復活となった「千代田のさくらまつり」について、主催者代表の樋口区長は「本日は満開ですね、素晴らしいです。旧江戸城・皇居の風情と春の余情をぜひとも楽しんでいただきたい」と喜びを示した。

 あいにく雨中の式典となったが、約700mにわたる千鳥ヶ淵緑道と対岸のお濠(北の丸公園側)のソメイヨシノはちょうど見ごろを迎えている。

 多くの見物客が見守るなか、カウントダウンの掛け声にあわせて樋口区長らが点灯スイッチを押すと、あたり一面が幻想的に彩られた。

区営千鳥ヶ淵ボート場(展望台)からの眺め。千鳥ヶ淵緑道とお濠の桜が幻想的に照らされ水面に映る
九段下駅からボート場まで、桜のトンネルが約700m続く

 夜桜ライトアップは、まつり期間中の日没(18時ごろ)~22時に毎日実施。環境に配慮した「LED電球」を使用することで緑道のさくらに負担をかけないようにしているほか、太陽光発電による電力を一部活用し、消費電力を削減して行なわれる。

 また感染防止や混雑緩和のため、千代田のさくらまつり特設サイトではAIカメラによる混雑状況をリアルタイムで配信する。

中央に見える東京タワーと夜桜のコラボレーション