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広島の老舗旅館が「Ryokan尾道西山」としてリニューアル。伝統ある離れとオーシャンビューの新館に全11室

2023年4月14日 オープン

尾道市の西山別館をリニューアルした「Ryokan尾道西山」をオープンする

 せとうち旅館は、尾道市の老舗旅館「西山別館」をリニューアルした「Ryokan尾道西山」(広島県尾道市山波町678-1)を4月14日にオープンする。

 客室は6棟の「離れ」8室と「新館」3室の合計11室。離れの客室は、豪商や皇族が泊まった由緒ある客室で、引き船でこの地に移築された歴史ある客室にベッドを入れ、水回りを整えて改装した。新館の客室は、全室オーシャンビューとなっている。今回の改装では専門家が協力し、伝統的な意匠や素材を「残すもの」「補修するもの」などに分類した。

離れの客室

朝日の間

 施設で唯一、眺望窓から庭園を全体的に眺められるリビングを有する。寝室はベッドを隣り合わせにしたハリウッドツインタイプで、最大2名で宿泊可能。和と洋が調和した客室となっている。

桜の間

 大きな枝垂桜を前にゆったりとしたソファのある居間を備え、ベッドを隣り合わせにしたハリウッドツインタイプの寝室。畳に布団2組を敷くことで、最大4名で宿泊できる。

藁の家

「引き船」で運ばれてきた茅葺屋根を有する。庭園を感じられる開放的なたたきを設け、ベッドを隣り合わせにしたはリウッドツインタイプとした。畳に布団2組を敷くことで、最大4名で宿泊できる。

松風

 庭園をより身近に感じられるたたきを設けた。ベッドを隣り合わせにしたハリウッドツインタイプの客室だが、畳に布団2組を敷くことで最大4名で宿泊できる。

桐の間

 露天風呂と内風呂の檜風呂を備えた古民家風の和室。海に近い客室のため、潮の香りや潮騒の響きが感じられる。春には庭の藤棚も楽しめる。

 またベッドがない分、部屋を広く使え最大4名で宿泊できる。また、梅の間とのコネクションも可能となっている。

聴涛亭

 茶室を備え、庭園から1歩入り込んだ場所に位置する。ハリウッドツインタイプの客室で、布団2組を敷くことで最大4名で宿泊できる。

梅の間

 露天の羽釜風呂と内風呂を備えた古民家風の客室。ハリウッドツインタイプで、最大2名で宿泊できる。湯上り後のくつろぎ空間も用意した。桐の間とコネクションして利用できる。

沖の家

「引き船」で運ばれてきた庭園と瀬戸内海を臨む客室。布団で最大3名で宿泊できる。皇太子徳仁親王が論文を書き上げるために宿泊したこともあり、滞在中に本を楽しめるソファ空間を新たに設けた。

食事

 レストラン「ようそろ」では、フランス、スイス、カンボジアでフレンチ料理の研鑽を積んだ加茂健シェフが腕をふるう。瀬戸内の食材やかつて北前船が運んだ昆布などを贅沢に使い、備前焼や萩焼、漆塗りの器に盛り付ける。

 チェックインカウンターを兼ねた「光琳ラウンジ」はお茶を飲みながら団欒できるスペース。カウンターでは、お茶や瀬戸内酒庫をイメージした瀬戸内のお酒・飲み物、お菓子を提供する。

【お詫びと訂正】初出時、所在地に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。