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ソラシドエアのポケモン全面塗装機「ナッシージェット宮崎」のデザインをぐるりと見てみた! 機体底面にも仕掛けアリ

2023年1月18日 実施

ソラシドエアがポケモンの特別塗装機「ナッシージェット宮崎」を就航する

 ソラシドエアは1月18日、特別塗装機「ナッシージェット宮崎」の就航を発表した。宮崎県と株式会社ポケモンが取り組む「ナッシーリゾート 宮崎」の一環で実施されるもの。宮崎県への誘客を目的とし、同社としては初の全面塗装機となる。

お披露目された「ナッシージェット宮崎」のデザイン

 コーポレートカラーのピスタチオグリーンをベースとした機体には、宮崎を連想させる太陽や波、ブーゲンビリアをイメージした花などとともに「ナッシー」や「アローラナッシー」「アローラライチュウ」などのポケモンたちがカラフルにあしらわれている。この特別塗装機は3月上旬から約3年間、ソラシドエア全就航路線で運航予定だ。

乗ってみたい!見てみたい!と思わせる凝ったデザインになっている
塗装は機体底面にも。窓からのぞきこむポケモンが! 実際に下から見てみたくなる

 宮崎県庁で開催された機体デザインお披露目会は、宮崎県知事の河野俊嗣氏、株式会社ポケモン 最高ビジネス責任者の伊藤憲二郎氏、そしてソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏が出席する3者合同会見となった。またナッシーも応援にかけつけ、モデルプレーンの除幕式を盛り上げた。

左からナッシー、株式会社ポケモンの伊藤憲二郎氏、宮崎県知事の河野俊嗣、株式会社ソラシドエア 代表取締役社長 髙橋宏輔氏
ナッシーとのフォトセッションに応じるソラシドエアの髙橋社長

宮崎だいすきポケモンが空恋プロジェクトを経てついにソラシドエア初の全面塗装に

「ナッシージェット宮崎」のイメージイラスト。キラキラ輝く海が宮崎を連想させる

 宮崎県の木は「フェニックス」というヤシの木。そこで、ヤシの木のような見た目で“歩く熱帯雨林”と呼ばれるやしのみポケモンの「ナッシー」と「アローラナッシー」がイメージにぴったりであることから、2020年10月に「宮崎だいすきポケモン」に任命されている。宮崎空港では昨年、高さ約11mの“実物大”のアローラナッシーのバルーンが設置されるなど、宮崎県の推しポケモンなのだ。

 ソラシドエアの地域振興・機体活用プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」でも、2020年12月から約1年半、「ナッシーリゾート in 宮崎号」を運航。当時「ナッシー」と「アローラナッシー」はデカールで描かれていた(関連記事「ソラシドエア、ポケモン『ナッシー』とコラボした機体を運航開始。約1年半、全就航地を運航」)。

「ナッシージェット宮崎」のオジリナルロゴ

 ナッシージェット宮崎の機内では、座席のヘッドレストカバーや紙コップなども機体デザインとリンクしたものになる。またドリンクサービス時に客室乗務員が着用するエプロンも特別仕様に。機体塗装に登場するポケモンたちのシルエットが総柄で描かれた白と緑の2タイプがお目見えする予定だ。

発表されたヘッドレストカバーや機内紙コップのデザイン。ヘッドレストカバーはサーフィンをするポケモンのシルエットに注目とのこと
客室乗務員が着用するエプロンは白と緑の2色展開
左右のポケット部分にポケモンが
ウイングレットなどの細部までポケモンの世界観が楽しめる特別塗装機なのだ

 ソラシドエア 代表取締役社長の髙橋宏輔氏はあいさつのなかで「この機体が、現在運航している14路線を飛びまわることで宮崎県が“ナッシーリゾート”であることをアピールし、これに乗って宮崎に行きたいと思ってもらえるようこれから努力していきたい」と抱負を語った。

「リゾート感が演出された素晴らしいデザイン」と株式会社ソラシドエア 代表取締役社長 髙橋宏輔氏
「南国・宮崎にぴったりのワクワクするデザイン。宮崎の魅力度・知名度向上につながれば」とナッシージェット宮崎就航に期待を込めた宮崎県知事の河野俊嗣氏
株式会社ポケモンの最高ビジネス責任者 伊藤憲二郎氏は「ナッシージェット宮崎はとても凝ったデザイン。1人でも多くの方を運んで、宮崎県の魅力を発信してほしい」と話す
会場にはナッシーのぬいぐるみも
宮崎空港に設置されていたアローラナッシーの顔出しパネル。顔を出す位置が高過ぎ!と思ったら、裏側には階段が作られていた

 なおソラシドエアでは今回の発表にあわせてスペシャルムービーなどが観られる「ナッシージェット宮崎」の特設サイトを開設している。

 また2月には往復航空券やナッシージェット宮崎のモデルプレーンなどの賞品がもらえる「ナッシージェット宮崎就航決定記念キャンペーン」を予定している。