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23区初、品川・旗の台駅前にイオンタウン誕生。パリ発オーガニックスーパー「ビオセボン」でお勧め10選も聞いてきた

2022年12月17日 開業

12月17日に「イオンタウン旗の台」が開業。東京23区内に初出店の都市型ショッピングセンターだ

 イオンタウンは東急大井町線・池上線「旗の台駅」東口目の前のエリアに「イオンタウン旗の台」(東京都品川区旗の台2-7-2)を12月17日に開業した。

 東京23区内初出店の都市型ショッピングセンターとしてヘルス&ウエルネスに重点を置き、地域の利用者の健康とライフスタイルを応援する。開業日にさっそく店舗へと足を運んでみたので、その様子をお届けする。

ほっとできる施設環境も整えつつ、しっかりニーズを押さえた8店舗がオープン

 12月17日に開業した「イオンタウン旗の台」は、大井町線・池上線「旗の台駅」東口改札から約10秒とほぼ目の前の立地。同エリアで生活や仕事に従事する利用者にとっては非常に利用しやすい場所だ。

 外観部分の軒天井には多摩産材を30%活用、温かみのあるデザインが目を引く。駅にも木材が使用されているため、連続性を意識したデザインを取り入れたそうだ。敷地内緑化も含めて、訪れたときにほっとできる環境もしっかりと整えている。

国産木材を軒天井に活用したデザインの「イオンタウン旗の台」
敷地内には緑化されたエリアもあり、地域住民や利用者にとっての憩いの場所となりそう
2階のテラスなどにはちょっとしたテーブルとチェアも、気分転換にぴったり

「イオンタウン旗の台」は全8店舗で構成。都市型ということで利便性を重視しコンパクトながらサクッと買い物や通院ができる機能性抜群の店舗が揃っている。まずはイオンタウン初出店のオーガニックスーパー「ビオセボン」からチェックしていこう。

パリ発オーガニックスーパー「ビオセボン」で世界のオーガニック食材&食品を手軽に手に入れよう

「イオンタウン旗の台」で注目したいのがイオンタウン初出店の「ビオセボン」だ。パリ発のオーガニックライフスタイルスーパーマーケットで、東京・神奈川を中心に現在27店舗・オンラインストアで展開中。取り扱うアイテムはヨーロッパ直輸入の商品から、日本各地の有機農産物にフルーツ、さらにナッツなどのバルク(量り売り)をはじめ、ちょっとそこまでの買い物をワンランクアップしてくれる品揃えが特徴。

「ビオセボン 旗の台店」のエントランス

「ビオセボン 旗の台店」の総アイテム数は2689。輸入グロッサリーは670品目、国内グロッサリーは790品目。さらにウェルネス関連は558品目にデリカ135品目にバルク57品目も用意。日常生活のサポートから、ウェルネス関連にちょっとしたランチやディナーに使える食材からデリまで充実。

 なお、1階のエントランスに面した立地のためサッっと買いもOK。まさに利便性を重視した店構え。なお、今回は広報担当さんにお勧めアイテム10選を聞いてみた。「ビオセボン 旗の台店」デビューの際はぜひ参考にしてみてほしい。

「ビオセボン」デビューにはコレ! 絶対買いたいこだわり&人気アイテム10選

エントランスを入ってすぐのエリアには有機JAS認定の野菜たちが並ぶ

(1) イソラビオ「オーガニック アーモンドミルク 1L」(430円)。「オーガニックオーツミルク バリスタ 1L」(430円)。 全21種類とバリエーションも豊かで飲みやすいのが特徴のイソラビオシリーズ。価格も手頃で250mLタイプも用意。牛乳と併用して飲んだり、料理に活用するなど毎日に取り入れやすい。

イソラビオ「オーガニック アーモンドミルク 1L」「オーガニックオーツミルク バリスタ 1L」

(2) デリツィオーザ「ブッラータ BIO」(1598円)。イタリアから空輸しているフレッシュチーズ。知る人ぞ知る逸品。店頭に並ぶとあっという間に完売となるほどの人気アイテムだ。賞味期限が短いため、他社は輸入をあきらめる場合が多いが、同社は直輸入の強みを活かして入荷しているという。また、チーズ関連は棚全体が直輸入品で占められているのでどれを選んでも美味しさ保証付き!

デリツィオーザ「ブッラータ BIO」

(3) バルク(量り売り)エリアのナッツやドライフルーツ。海外でも人気の量り売りも日本でじわじわと浸透中。お勧めは「ドライ白いちじく」(10g、25.70円~)や「ドライマンゴー」(10g、76.03円~)。備え付けの紙袋または、手持ちの容器で20g単位から購入でき、スタッフへの声掛けで購入サポートも。栄養のちょい足しにもぜひ使いたい。

バルク(量り売り)エリアのナッツやドライフルーツのエリア

(4) スタブラ「フィッシュパテ(スモークサーモン レモン&ペッパー)」(387円)ほか。40gの食べきりサイズで価格もリーズナブル。クラッカーやパンに塗ったりと手軽に味わえる。魚離れと言われているがニーズは想像以上に高く、ミニサイズで日常的に味わえるようにしている。

スタブラ「フィッシュパテ(スモークサーモン レモン&ペッパー)」

(5) カカオクルード「ダークローチョコレート ヒマラヤンソルト&カカオニブ」(430円)は、すべての工程で45度未満に管理されて作られたローチョコレート。30gサイズは「ビオセボン」のみで販売中。コンフィズリーアダム「チョコミックス(レモン、オレンジ、ラズベリー)」(754円)は、フランスの100年企業。レベルの高さとその美味しさで一粒食べたらとりこに! こっそり食べたい大人向けのチョコ。

「チョコミックス(レモン、オレンジ、ラズベリー)」とカカオクルード「ダークローチョコレート ヒマラヤンソルト&カカオニブ」

(6) ファミユマリー「FM 有機ハチミツ(百花蜜)」(1383円)、「FM 有機ハチミツ(アカシア)」(1944円)。免疫力アップや風邪予防のために人気で、同社のなかでも売れ筋の品。360gの大容量サイズは「ビオセボン」向けに特別に製造。フランスではバルクでの販売も行なうほどメジャーなハチミツ企業だとか。

ファミユマリー「FM 有機ハチミツ(百花蜜)」「FM 有機ハチミツ(アカシア)」

(7) セルナット「オーガニック オートミール(ホールタイプ/カットタイプ)」(各506円)。ブーム到来中のオートミールはカットとホールの2種類を用意。創業当時から取り扱っており、こちらも直輸入製品。500g入りとたっぷりサイズもうれしい。

セルナット「オーガニック オートミール(ホールタイプ)」

(8) ジャストティー「ダイナミックデイ」「ベイビーイッツコールドアウトサイド」(各646円)。紅茶好きの人ならハッとするブランドのブレンドティーシリーズ。ふわりと香り深みのある味わいはリピ買い必須。パッケージも愛らしく、種類も豊富なのでスイーツと合わせてプレゼントにもどうぞ。

ジャストティー「ダイナミックデイ」「ベイビーイッツコールドアウトサイド」

(9) 有機JAS認定された野菜やフルーツ類。店舗には常時200種ものオーガニック認定された野菜たちが揃っており、価格も買いやすいのが特徴。“日常使いのオーガニック”を提唱しており、いつも使う素材だからこそ買いやすい値段で!を心がけている。食べきりサイズの根菜セットなど家族構成も配慮したアイテムもある。

食べきりサイズの根菜セットなども販売中

(10) コンヴィーヴィア「オーガニックベジタブルソース(カポナータ)」(951円)と直輸入パスタ各種。時短向けにパスタにかけるだけでOKのソースは具沢山の本格派。パンやクラッカーに載せてもOK。

コンヴィーヴィア「オーガニックベジタブルソース(カポナータ)」など。直輸入パスタは横の棚に並ぶ

「今日はラクしたい!」という日にはもってこいのアイテムから、「ロスをなくして環境にもお財布にも優しく」使い切り食材、そして健康志向のユーザーも納得の品揃えに大満足。

 さらに土地柄を活かしたスイーツ系の充実やちょっと食べのニーズに合わせたミニサイズのデリ。さらに持続可能な漁業を残すためのMSC認証を受けた企業の海鮮も取り扱うなど、さまざまな美味しさに出会える。オーガニックは高い!というイメージを覆す、購入しやすい価格帯なのはありがたい。

病院や大学、さらに駅前の人通りの多いエリアを考慮しスイーツ類もたっぷり
ミニサイズのサラダなどちょい食べ向けのデリも充実
MSC認証取得のマルト水産の「生かき」をはじめ海鮮類も
お勧め商品をお買い上げ! 年末年始は美味しい紅茶やスイーツと一緒に過ごそう

 また、国内4店舗に導入の「ドネーション参加型ペットボトル回収機」を設置。投入口も約90cmの高さで入れやすく、ファミリーで訪れた際に子供と楽しくリサイクルへの意識を高めることも。回収されたボトルは数行程を経て、店内で使用するトレイなどへと生まれ変わり、その後の姿も目にすることができるのがポイントだ。店舗の営業は9時から21時まで。

「ドネーション参加型ペットボトル回収機」も設置
オープン日と翌日には、ペットボトル持参でゲームに参加・ノベルティゲットの特典も

クリニックに調剤併設「ウエルシア薬局」。通院+欲しいもささっと購入できる

 施設では地域の健康を支えるクリニックモールも展開。2階と3階を中心に内科・耳鼻咽喉科・整形外科・歯科などが2023年に診察開始となる。1月3日には「旗の台ひだまり整形外科・リウマチ科」が開業。内覧会では、広々とした診察室にリハビリ設備なども公開。「駅前にできてうれしい」の近隣住民の声も聞こえた。なお、「はたのだい耳鼻頭頸部クリニック」も2023年1月、「旗の台歯科・矯正歯科」「なみファミリークリニック」「ひだまりアップオン」は4月に診療開始予定となっている。

3階ではリハビリやオンライン診察対応の「旗の台ひだまり整形外科・リウマチ科」が1月に診察開始となる
広々とした館内には診察室が複数、駅前環境を活かし短い時間で確実に診察できる設備が整う
リハビリエリアも広々で通いやすい環境だった
4月には「旗の台歯科・矯正歯科」「なみファミリークリニック」も診察開始となる

 クリニックは2023年診察開始となるが、一足早く1階にドラッグストアチェーン「ウエルシア薬局」がオープン。医院に通院したあとに、同じ建物内でお薬も購入できるよう調剤薬局(2023年1月3日開局予定)も併設し、利便性の高い作りが特徴。

 営業は8時から23時まで。通勤前はもちろん、帰宅が遅くなったり、夜に急に薬が必要になったときに長めの営業時間は頼もしい限り。店内陳列や商品群は都市型のウェルネスを踏襲し、食品類は奥側に配置。サニタリー関連が充実するなど女性が使い勝手のよい品揃えとなっていた。

ドラッグストアチェーン「ウエルシア薬局」は調剤薬局も併設する
都市型の品揃えで女性向けのサニタリー用品も充実。23時まで営業するのはありがたい
食料品は奥側に配置。カップ麺やパン類も。帰宅時の夜食用購入にも使える
帰宅や出勤時の「あ! 買わなきゃ!」をサポート。この時期のホッカイロなどはまさにそう

 なお、12月22日には2階に「マクドナルド」がオープン。クリニックの目の前に位置するため、通院時に小腹が空いたタイミングでも使える。またショッピングの合間に駅前を眺めつつ、ひと休み的な使い方もできそうだ。

12月22日には2階に「マクドナルド」がオープンする

開業前にはテープカットもハッピーワオンも登場!

地権者や品川区商店街連合会、施設に出展する企業の代表者らがテープカットに参加
ハッピーワオンもテープカットに登場

 12月17日の9時開業に合わせテープカットも実施。セレモニー後の囲み取材ではビオセボン・ジャポン 代表取締役社長の八木盛之氏が「ここまでクリニックに併設する場所に出展するのは初めて。今後もイオンタウンとタッグを組んでいければ」と期待を込めつつ、出店の決め手として「環七内側で人口密度も高く落ち着いた街、さらに歴史と由緒あるエリア・旗の台は挑戦すべき場所」と立地を評価。「“ヘルス&ウェルネス”を基本として一緒にできることは相乗効果につながる」とした。

ビオセボン・ジャポン株式会社 代表取締役社長 八木盛之氏

 またイオンタウン 関東事業部長の富澤照彦氏も「近隣都市型SC(ショッピングセンター)」にシフトしていくなかで、旗の台は非常に魅力的なエリア」と話す。既存のSCのなかで400坪と最小ながら可能な限り、地域で必要とされている店舗を揃えており、「今後の都市型SC展開のなかで実験的な意味を持っている。きちんと結果を出し、これからのイオンタウンを表現していく場所としていく」と意気込んだ。さらに地域との連携についても言及。「継続的な形で商店街や地域に関わりを持っていきたい」とし、旗の台東口商店街の一員としてとともに歩んでいくことを示した。

イオンタウン株式会社 関東事業部長 富澤照彦氏