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ナビタイム、画像解析で列車の混雑度を可視化する技術検証をスタート

2022年3月25日 発表

 ナビタイムジャパンは、東急電鉄の協力の下、電車内の混雑度をリアルタイムに可視化する技術検証を3月30日~4月27日に実施する。

 今回の取り組みでは、東急田園都市線 駒沢大学駅の上り(渋谷方面)ホームの先頭にカメラを設置。AIによる画像解析で乗車人数を推定し、列車ごとの混雑率を算出する。

 同社によれば、コロナ禍において「できるだけ密を避けたい」という乗客のニーズが高まっているが、感染状況によって人流が変動し、既存の統計的な混雑予測との差が大きくなるケースもあるという。

 現在もリアルタイムな混雑情報を公開している事例はあるが、車両別の応荷重情報を元に運用しているため、相互直通運転する他事業者の車両が対象外になるなどの課題があった。

 今回の仕組みではドライブレコーダーアプリなどで培った画像処理などのノウハウを活用しており、鉄道事業者として導入費用が抑えられるとしている。