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JAL、触覚・嗅覚も刺激するxRトリップ体験。高輪ゲートウェイで今週末開催中
JR東日本「Playable Week 2022」
2022年3月4日 21:53
- 2022年3月2日~6日 開催
JR東日本は、「Playable Week 2022」を高輪ゲートウェイ駅で3月2日~6日に開催している。品川開発プロジェクト(第I期)として推進する高輪ゲートウェイ駅周辺の街づくりに触れてもらうもので、多様なパートナーと共創した未来のまちづくりコンテンツを来場者に紹介している。
ここでJALが出展しているのは、「JAL xR Traveler -青森編-」「IoTスマートミラー 日経×JAL青森編」の2つ。
JALは「Try on trips(旅の試着)」をコンセプトに掲げ、最新テクノロジーを活用して新しい地域の魅力発信に取り組んでいる。JAL xR Travelerは、さまざまな企業との協業を進めるJAL Innovation Labにて開発されたもので、人気渡航先であるハワイを題材にしたコンテンツがすでに紹介されている。
今回の青森編は、JALが持つ「JALふるさと応援隊」として活動しているCAをはじめとするJALの地域コンテンツ、JR東日本が持つ利用客の接点(駅施設など)や、同社の知見・ネットワークを掛け合わせたもので、2社共創における新しい地域の魅力発信や新たな観光流動の創造を目指しているとのことだ。
今回お目見えしたJAL xR Travelerは、まだプロトタイプではあるがかなりコンパクトになっている。開発を担当した下川朋美氏によると、従来あった歩行器を取り外して小型化することで、さまざまな場所に設置できるように改良されているとのこと。また、係員がついて操作を案内しなくても済むように、筐体にはタッチパネルディスプレイが搭載され、操作をアナウンスしてくれる。新型コロナウイルスの影響で中止になったが、当初は高輪ゲートウェイ駅の開業と同時期くらいに駅ビルに出店している店舗に置く計画もあったそうだ。
青森編では青森旅行を疑似体験できるコンテンツを3つ用意しており、青森の美味しい食体験と伝統工芸、美術館やねぶた祭りなどのアート、港を中心とした景色がVRで楽しめる。
筆者は青森の壮大な景色を選び、港周辺や青森から出向する船の中、日本一長い木の橋など、その場に行かないと味わえないようなリアルな景観を堪能できた。ときおり、シーンに合わせて手に水滴が噴霧されるのは驚かされるが、リアルさが伝わってくる。場所によっては漂う香りも設定されており、最初の飛行機のなかはJALラウンジの香り、そのほか船のオイル臭なども用意されていた。
もう一つのIoTスマートミラー 日経×JAL青森編は、日経イノベーション・ラボが開発した「IoTスマートミラー」に、JALと日経のコンテンツが内包されたもの。
IoTスマートミラーは、遠くからはただの鏡のように見えるが、のぞき込むと液晶ディスプレイと同じようにいろいろな情報を表示できるデジタルデバイスだ。鏡の前で身支度を整えるちょっとした隙間時間に、タッチ操作で旅行情報や交通情報、最新のニュースなどを気軽に確認することができる。一見すると地味だが、なかなか未来を感じさせるデバイスだ。
なお、JAL xR Traveler -青森編-を体験するには、当日予約で1100円の料金が必要になっている。各回の人数枠が少ないので、参加したい人は早めに行って整理券を確保しておきたい。なお、IoTスマートミラー 日経×JAL青森編は、改札外デッキマルシェ会場にて自由に試せるようになっている。
新しい青森を知る!「JAL xR Traveler -青森編-」体験
会期: 2022年3月5日~6日
時間: 10時30分~11時30分、11時30分~12時30分、13時30分~14時30分、14時30分~15時30分、15時30~16時30分(※各回60分 2枠)
会場: JR高輪ゲートウェイ駅改札外
料金: 1100円(1枠につき4名まで)※現金決済のみ
参加方法: 当日予約制で9時30分から現地で整理券を配布