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高速船「クイーンビートル」、“博多~門司港”航路新設。日本船籍化で実現

2022年3月3日 発表

JR九州高速船は、「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」を使用した博多~門司港航路を開設する

 JR九州高速船は3月3日、高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」の4~6月の国内運航予定、ならびに博多~門司港間の新規航路を開設することを発表した。

 クイーンビートルは日韓航路で運航することを前提にパナマ船籍となっていたが、新型コロナウイルスの影響により国際航路で運航できない状況が継続。一方で、国内航路については、いわゆるカボタージュ規制により外国船籍の運航には制限があり、現在は国土交通省からの特許により国内遊覧に従事している。そのため、同船の事業可能性を広げるべく、日本船籍化する手続きを2021年12月に開始していた。

 この日本船籍化により、内航船として国内の港を発着する便の運航が可能となり、従来の遊覧(福岡湾遊覧、糸島沖サンセット、沖ノ島遊覧のエコース)に加え、新たに博多~門司港航路を開設。

 4月10日/24日/30日、5月8日/15日/29日、6月5日/12日/25日の各日1往復ずつ、計9往復18便を運航する。ダイヤは博多(09時00分)発~門司港(11時45分)着、門司港(16時00分)発~博多(18時45分)着。所要時間は2時間45分。

 片道普通運賃は大人(中学生以上)6600円、子供(小学生)が3300円。ビジネスクラス追加料金は2500円。

 なお、関門エリアの魅力に触れられるよう、門司港から対岸の下関や巌流島へアクセスできる関門連絡船・巌流島連絡船の「トライアングル1日フリーパス」を、同航路の博多発便乗客にプレゼントする。

クイーンビートルの博多~門司港航路概要
航路図